スリーシェルズの代表・西耕一は、自身の企画出演で、10月3日19時30分からストリーム番組「SUPER DOMMUNE」で一柳慧1周忌番組を配信することを同日発表しました。

■番組詳細
https://www.dommune.com/streamings/2023/100301/

■配信You TubeページURL
utube.com/watch?v=klLzsmHlplE

DOMMUNE視聴は放送時間中にこちらから
https://www.dommune.com/

2023/10/03 TUE 19:30-23:30

一柳慧1周忌追悼PROGRAM「一柳慧の電子音楽
音の始源を求めて12 一柳慧「The World」Environmental Music
「NHK電子音楽スタジオ全史」Chapter6 秋期特別講座

●第1部GUEST:柿沼敏江(音楽学者 アメリカ実験音楽
●出演:日永田広(音の始源を求めて|プロデューサー)べんいせい(音楽家
●MC:宇川直宏(“現在”美術家|DOMMUNE)、西耕一(音楽評論|プロデューサー)

■これまで5回ライヴストリーミングされ、世の電子音楽クラスタから大喝采を受けた渾身のプログラムシリーズのシーズン1。残すところ1枚という所で最終章をお送りする前に、夏期特別講座が第5章として開講されたが、今回は芸術の秋!秋期特別講座が第6章として開講!

フル・アコースティックリヴァイブで魔改造したFUNKTIION-ONEのサウンドシステムで聞く 「音の始源を求めて」第12集・一柳慧「The World」Environmental Music!!!!!!

一柳慧師は、これまでDOMMUNEに2度ご出演され、その空間に笑顔で哲学を投げかけて下さった。しかし、昨年10月7日に急逝…..世界の音楽界に激震が走り、アヴァンギャルドクラスタは悲しみに暮れた。そして何と、1周忌追悼・2枚組CD 一柳慧「The World」Environmental Musicが完成!

CDクオリティ(44.1kHz/16bit)以上のハイレゾでのリスニングイベントが御茶ノ水RITTOR BASEで開催と並行し、DOMMUNEでは一周忌特集を配信!今回は、一柳慧の電子音楽を初心者からマニアまでにわかりやすく伝える「NHK電子音楽スタジオ全史」の「秋期特別講座」として開催!

なんとゲストに音楽学者の柿沼敏江(京都市立芸術大学名誉教授)を迎えての特別講座!DOMMUNEで4月にスタートした伝説の企画「音の始源を求めて」全CD10枚聴く、ということで大反響のこのシリーズ「NHK電子音楽スタジオ全史」…だが、続行中だというのに立て続けにリリースが続き、終わることなく増殖中!!!

■奇跡の2枚組CD 5曲!音の始源を求めて12 一柳慧「The World」Environmental Music 今回のCDのマスター音源は全てが初蔵出し!

●CD1曲目、パラレルミュージックはこれまで聴いていた小野洋子の『お声』が究極に響く。「鉄腕アトム」の音響制作チームに参加する前の小杉武久がテープを引っ張り、擦る。ジョンケージ・ショック直前のセッションだけに、また、天下のNHK、芸術祭参加作品だけに気合の入れ方が違う?。これは、テープミュージックを超えたインスタレーション。アート作品です。

●CD2曲目、「空」はほぼ60分ある!だからこのバージョンは、オンエアさえなかったのでは!この曲は公開されていた異名同曲「色即是空・空即是色」のオリジナル版?公開お初の長編「環境音オペラ

●CD3曲目、東京1969には実は3バージョン有りました。今回はVer.2 蔵出しバージョン!今まで、耳にしていたのはVer.3? バランスが整っているが、今回のVer.2も捨て難いテイク。因みに、Ver.1 はほぼ、エフェクトなし。

●CD4曲目、Music for living space このバージョンが万博では流れていた!歌謡曲「時には母のない子のように」が今まで公開されていた音源からはカットされていた。だから、今回初めて一柳慧の2面性の対比が判る。

●CD5曲目、The WorldはNHK電子音楽3部作の終曲。一柳慧・環境音楽の集大成。オンエアは過去にあったが。音盤化は初。 新たにこの作品を聴いて一柳慧の遺言「Environmental Music」一柳慧の環境的電子音楽を聴いて、感じて欲しい。

今回の作品は環境的な動機が構想の基本になっている。
それは都市環境のなかで、現代の人間が日常の行動を通して体験する自然と人工の光や温度などいくつかの要素を抽出し、それらを一定のシステムにのとって音楽におきかえてゆくよう計画された。(一柳慧)


【作曲者プロフィール】

■一柳慧(いちやなぎ・とし)作曲家

神戸市生まれ。青山学院高校時代(1949年)に毎日コンクール(現日本音楽コンクール)作曲部門に第1位入賞。
作曲を平尾貴四男、池内友次郎に師事。ピアノを原智恵子、B・ウェブスターに師事。19才(1952年)に渡米、 ジュリアード音楽院で学ぶ。この間に、E・クーリッジ賞、A・グレチャニノフ賞を受賞。留学中にジョン・ケージと知己を得、偶然性や図形楽譜による音楽活動を展開する。1961年20世紀音楽研究所の招聘で帰国、自作品並びに欧米の新しい作品の演奏と紹介でさまざまな分野に強い刺激を与える。ウィーン・モデルン、ベルリンフェスティバルイギリスBBC、パリ管、スイストーンハーレ、フィンランドアヴァンティなどから作品の委嘱を受け、欧米各地で精力的に作品発表と演奏活動を展開。
国内では尾高賞を6回、 フランス芸術文化勲章、毎日芸術賞、京都音楽大賞、サントリー賞他受賞多数。
2008年 文化功労者、2016年度日本芸術院賞、及び恩賜賞、2018年文化勲章を受賞。
2022年まで神奈川芸術文化財団芸術総監督をつとめ、現代音楽の普及に携わった。
2022年10月7日逝去。

■柿沼敏江(かきぬま・としえ)音楽学/音楽評論

カリフォルニア大学サンディエゴ校博士課程修了、PhD。専門はアメリカ実験音楽、20-21世紀音楽。著書に『アメリカ実験音楽は民族音楽だった』(フィルムアート、2005年)、『〈無調〉の誕生』(音楽之友社、2020年、第30回吉田秀和賞受賞)。訳書にジョン・ケージサイレンス』(水声社、1996年)、アレックス・ロス『20世紀を語る音楽』(みすず書房、2010年、ミュージック・ペン・クラブ賞受賞)などがある。京都市立芸術大学名誉教授。

■日永田広(ひえいだ・ひろし)音楽プロデューサー/エンジニア

1958生まれ。大阪芸術大学音楽工学専攻卒。塩谷宏に師事。1980年から有限会社コジマ録音。1982年有限会社サウンドスリーを設立し、現在に至る。主な仕事は、NHK学校教育「さわやか3組」テ-マ音楽及び音楽制作(1987年4月から2008年3月)200本。伊勢丹百貨店 全店他伊勢丹グループ BGMセレクト&店内音楽プロディース1989年10月から→2018年11月)30年間。東京国際フォーラム「ホールA&C 開演チャイム」製作(1997年)。浜松アクトシティー「大、中ホール 開演チャイム」製作(1994年)。六本木ミッドタウン イセタンサローネ(&BGM) 2015年:設計 杉本博司。伊勢丹新宿店 2013リモデル 店内音響システム・プランニング。CD「音の始源を求めて」1~11 (NHK電子音楽スタジオ作品集) 1993年~など。

■べん・いせい(音楽家

1973年より音楽活動開始。大学在学中に恩師である故塩谷宏の紹介で故カールハインツ・シュトックハウゼンのレクチャーに参加するため渡欧、電子音楽と出会う。古くから都市構造に於けるサウンドデザインに興味を持っており、特に電気信号の可聴域と非可聴域との位相差による電子音の芸術的応用に着目した楽曲制作を行っている。近年では、ユーロラックと呼ばれるポータビリティに優れたモジュラータイプのシンセサイザーによるライブ・エレクトロニクスを頻繁に行っている。
主な仕事は、JR発着時ベルのジングル化考案及びプロトタイプ制作、東京芸術劇場他公共施設の劇場開演チャイムの作曲、NTT等大手企業のCM音楽制作、電気事業連合会、東京電力などのイベント用楽曲制作など。

■宇川直宏(うかわ・なおひろ)

グラフィックデザイナー、映像作家、ミュージック・ビデオディレクター、VJ、文筆家、司会業、TV番組プロデューサー、レーベルオーナー(MOM/N/DAD PRODUCTIONS)、パーティーオーガナイザー(GOD FATHER)、ファッションブランドディレクター、サウンド・システム構築、クラブオーナー(Mixrooffice)、京都造形大学教授、日本自然災害学会正会員、そして現代美術家と幅広く極めて多岐に渡る活動を行い、自らをメディアレイピストと称する。
既成のファインアートと大衆文化の枠組みを抹消し、現在の日本にあって最も自由な表現活動を行っている希有なアーティスト。
その創造性は彼を取り巻くすべての事象を対象に発揮され、フリースタイルで様々なジャンルを横断する全方位的鬼才。

■西耕一(にし・こういち)音楽プロデューサー

昭和の現代音楽アニメ音楽映画音楽、3人の会等を専門とする評論家、プロデューサー。 伊福部昭百年紀代表。渡辺宙明チャージマン研など。日本作曲家専門レーベル・スリーシェルズ代表。黛敏郎團伊玖磨芥川也寸志、松村禎三等の企画・演奏・CD化。 解説執筆、楽団・奏者へ企画提案等。BSテレ東TBSラジオ、NHKラジオ、DOMMUNE、ニコニコ動画などに出演。2023年四十雀商受賞。

関連URL

■スリーシェルズ
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■西耕一
https://twitter.com/johakyu_

■音の始源をもとめて
Website http://sound3.co.jp/denshi-ongaku/
Twitter https://twitter.com/hiroshi_siotani
Facebook https://www.facebook.com/oto.no.hajimari.wo.motomete
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担当 西

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