全世界に衝撃と感動を巻き起こした映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)などのマーベル・スタジオが放ったドラマシリーズ「ロキ」。シーズン1は、米国で当時のディズニープラス史上最高のオープニング成績を記録したが、「ロキ」シーズン2が10月6日(金)午前10時よりディズニープラスで日米同時配信される(米国サマータイム終了に伴い11月10日(金)は午前11時から配信)。このたび、ロキ役の平川大輔ら日本版声優の続投と、新たに参戦する水島裕の情報が解禁された。

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2018年にエンパイア誌が発表した“最も偉大な悪役”ランキングではダース・ベイダージョーカーに次ぐ第3位の快挙を成し遂げたロキ。そんな人気ヴィラン、ロキ役の平川をはじめ、ロキの相棒メビウス役に志村知幸、“もう1人のロキ”シルヴィ役に佐古真弓、“マーベル史上最凶の敵”とされるカーンの1人”ヴィクター・タイムリー”役に中村和正、可愛い時計型キャラクター、ミス・ミニッツ役に松浦裕美子、ラヴォーナ・レンスレイヤー役に鷄冠井美智子、ハンターB-15役に斉藤貴美子といった声優陣が続投。水島は、本作から新たにマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の仲間入りをはたす新キャラクターO.B.役に決定した。

「ソー」シリーズや「エンドゲーム」など数多くのMCU作品に登場し、“裏切り王子”と呼ばれるヴィランでありながら、圧倒的な人気を獲得しているロキ。MCUヴィラン初の主人公の座を獲得し、MCU初の“シーズン2”も勝ち取った、愛されキャラクターだ。そんなロキ役を10年以上にわたり演じ続け、マーベル作品と“ロキ”をこよなく愛する平川は「ロキが主人公のドラマ作品が決定した時も感慨深かったですが、そのシーズン2が決定し、再び吹き替えを担当させていただけることが決まった時は本当にうれしかったです!」と続投に歓喜する。

シーズン1では、時空を超えたロキが“時間の流れを守っている”組織TVA(時間変異取締局)に捕まり、世界の時間を修復するミッションに協力させられる姿が描かれた。ミステリアスさが加速するシーズン2では、謎の“タイムスリップ現象”に見舞われたロキが“世界の破滅”という未曾有の危機を防ぐために奔走する。

平川は今回の物語について「いつも周囲を裏切るのになぜか憎めないロキは今回、ミステリアスなタイムトラベルの冒険に出ます。シーズン2でも、皆さんにより愛していただけるキャラクターになっているのではないかと思います」と述懐。

言葉の端々からロキへの愛着があふれ出る平川はさらに「時に狡猾だったり、不敵だったり、かと思えば思いも寄らぬアクシデントに驚いたり、ガッカリしたり、キレてみたり、さらにその微笑みはとてもキュート。そして時おり見せるどこか寂しげな表情や迷い、苦悩する姿は、神でありながらどこか人間っぽくも見えて親近感を感じさせます。そんなくるくると変わるロキの表情は彼の最大の魅力の1つだと思います」と力説した。

そして今回、“世界の破滅”を防ごうとするロキの前に立ちはだかると言われているのが、「ロキ」シーズン1に登場し、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(23)でもメインのヴィランとして過激な活躍を見せた“征服者”カーンの変異体と言われる“ヴィクター・タイムリー/在り続けるもの”。枝分かれした歴史のなかで様々な“変異体”のカーンが存在していると言われており、マーベルファンでもある平川も「今作は、今後の『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』の映画にもつながっていくことが期待されているとのことなので、ファンの皆様は必見です!ぜひ1シーンも見逃さない勢いでご覧下さい!」と本作を力強くアピールしている。

ミステリアスさが加速する謎解きタイムトラベルスリラー「ロキ」シーズン2の開幕は近い。“裏切り王子”は、世界の“時間”を股にかけた冒険で今度はどんな悪戯を見せるのか?今後アベンジャーズの前に立ちはだかるであろうカーンの“猛威”と、その脅威に嘘と裏切りを駆使して立ち向かうロキに期待してほしい。

文/山崎伸子

「ロキ」シーズン2が10月6日(金)午前10時よりディズニープラスで日米同時配信/[c] 2023 Marvel