元V6・岡田准一の、11月末でのジャニーズ事務所退所が発表された。さらにKinKi Kids堂本光一も「日経エンタテインメント!」(日経BP)11月号の連載コラムで、次のような衝撃発言を展開している。

〈今の事務所の動きに対して、自分はすべてに肯定的ではありません。「それは違うんじゃない?」と思うこともある。だけど、自分たちの知らないところで多くの物事がどんどん動いていき、複雑化している印象で…〉

 と葛藤を明かした上で〈すべての活動から身を引く〉引退の覚悟まで示したのである。芸能記者が心情を代弁する。

「堂本は1993年KinKi Kidsで、岡田は1995年にV6としてデビューした同世代。自分達の芸能活動を見てジャニーズ事務所に入ったジャニーズJr.、元Kis-My-Ft2の飯田恭平氏らが2001年以降もジャニー喜多川氏から執拗な性加害を受けていたと知って、大きなショックを受けたと思います。1回目の会見で、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦も『そういう噂は知っていた』と性虐待を耳にしていたことを認めていますからね。自分達の世代が声を上げなかったために、後輩たちを含めて約500人の性被害者を出した自責の念はあるでしょう」

 岡田や堂本の言動に理解を示した上で、芸能記者はこうも続ける。

「岡田の退所で思い浮かんだのは、同じく元V6の森田剛と宮沢りえ夫妻です。宮沢はりえママが立ち上げた個人事務所『エム・ツー企画』の代表取締役を継ぎましたが、森田がV6解散後、ジャニーズ事務所を退所すると、事務所名を『MOSS』と改めた。森田も2021年11月2日付で取締役に就任しています。宮沢のプロデュース手腕はなかなかで、森田は10月6日公開予定の『白鍵と黒鍵の間に』で、今までないミステリアスな役柄に挑戦している。新たに事務所を設立する岡田は妻の宮崎あおいがどんな役割を果たすのかはわかりませんが、森田と同じようにジャニーズ事務所を出ることで役柄や演技の幅が広がるのではと、今から期待されています」

 岡田の退所報道を受けて、岡田が2013年からイメージキャラクター「超ひらパー兄さん」、翌年から「園長」も務めている「ひらかたパーク」を経営する京阪ホールディングスの担当者は、岡田のイメージキャラクター継続に前向きな姿勢を示した。長年、企業の顔として貢献してきたジャニタレを切りたくはないのだろう。

 ジャニーズの「負のイメージ」から脱却する岡田。次々とタレントが逃げ出すジャニーズ事務所の将来は…。

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