前田拳太郎と柏木悠(超特急)がW主演を務める深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」の10作品目「君には届かない。」(毎週火曜深夜0:58-1:28、TBS※一部地域をのぞく)の第2話が10月3日に放送され、カケル(柏木)がヤマト(前田)にしがみついて「これからもずっと親友でいて!」と言うシーンが描かれた。カケルのことが好きなヤマトの気持ちを思うと辛くなり、SNSでも「最後のヤマト切なさすぎる、苦しすぎる」「ずっと親友でいては、ヤマトにとっては辛い言葉だな」というコメントが寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます)

【写真】嫉妬心をあらわにするヤマト(前田拳太郎)

■「君には届かない。」とは

同ドラマは、累計発行部数75万部を突破したみかによる同名コミックが原作の心かき乱される“ぴゅあキュン”ボーイズラブストーリー。幼なじみの相反する2人が、引かれ合うも伝えられないもどかしさと葛藤を少女漫画のような繊細なタッチで描いていく。

前田は、スタイル抜群で成績優秀、女子の憧れの的である高校生・ヤマトを、柏木は、成績はイマイチだが明るく平凡な高校生・カケルを演じる他、2人のクラスメート役で田中偉登、松本怜生、百瀬拓実、福嶌崇人(Hi-Fi Un!corn)、ヤマトの妹・ミコト役で紺野彩夏、ヤマトカケルの担任で数学教諭・村セン役で板倉俊之(インパルス)が出演する。

■告白されているヤマトのもとへ駆けつけるカケル

よく女の子から呼び出されて告白されるが、いつも断ってばかりいる容姿端麗で成績優秀のヤマト。成績はイマイチで平凡だけど穏やかで明るく周りにはいつも誰かがいるカケル。そんな正反対に見える彼らは幼なじみで親友同士だ。

ヤマトが今告白されている」と思うと居ても立ってもいられず、屋上に駆けていくカケル

女子は帰った後で屋上にはヤマトだけがいた。「やっぱり告白?」とカケルが聞くとヤマトは「うん」とうなずいて、風で乱れているカケルの髪に触ろうとする。しゃべりかけていたカケルは驚いて頭をひっこめ、気まずい空気が流れる。

カケル「これからもずっと親友でいて!」

カケルに「返事はどうすんの?」と尋ねられたヤマトは「断ったよ」と言って、「でも、カケルには関係ないことだよ」と続けて立ち去っていく。

ヤマトの言葉に驚いたカケルは「俺たち、なんか最近変だよな」とつぶやき、衝動的に駆け出す。「ヤマト!」と叫んで後ろから抱きつくカケル。びっくりして「なんで、離せって」とヤマトが言うが、カケルは「離さない」と言ってガッチリと抱きつく。

逃れようとするヤマトに縋るようにして「ヤマトと気まずいのやだ!」「もう変な勘違いしないし、自意識過剰もやめる!」「ついでに勉強も頑張る!」と必死でしがみつくカケル。そして、カケルは「だから、これからもずっと親友でいて!」と叫ぶ。

ヤマトは動きをピタリと止めて「親友…」とつぶやく。カケルと目を合わせ、「わかった、わかったから離れろって」とまたジタバタともがき出すヤマト。「これからも仲良くしてくれる?ずっとだよ」としがみつくカケルに「わかったって。ずっと一緒だから」とヤマトがいうと、カケルはやっと手を離す。

カケルは「良かった」と言って安心したように脱力し、その場に腰を下ろす。ヤマトは「この笑顔を壊したくない。だからカケルと俺は幼なじみで親友だ。今までもこれからも。この笑顔の側にいたい」と心のなかでつぶやくのだった。

カケルのことが好きだという気持ちを押し殺しているヤマトを見ていると辛い気持ちになってくる。SNSでも「最後のヤマト切なさすぎる、苦しすぎる」「ずっと親友でいては、ヤマトにとっては辛い言葉だな」「うわぁぁぁん」というコメントが寄せられていた。

◆構成・文=牧島史佳

ジッと見つめ合うヤマト(前田拳太郎)&カケル(柏木悠)/ (C)『君には届かない。』製作委員会