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あす5日は、低気圧が発達しながら北日本を通過。北海道や東北は大雨や暴風、高波に警戒が必要です。関東から九州は広く晴れて、関東や東海で夏日が戻るでしょう。北陸や山陰など、日本海側は雲が多く、雨の降る所も。沖縄は台風14号の影響が続き、高波に警戒が必要です。

あす5日 関東や東海など晴れて肌寒さ解消へ 夏日戻る

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きょう4日は関東や東海、東北の太平洋側は曇りや雨で、気温が上がりにくくなりました。東京都心は日中の気温が20℃を下回り、11月上旬並みの肌寒さでした。

季節が一気に進んだように感じられましたが、あす5日の関東は日差しと暑さが戻りそうです。

あす5日は、関東から九州にかけて太平洋側ほどよく晴れて、気温が上がるでしょう。関東や東海、東北の太平洋側はきょう4日よりも大幅に気温が上がり、広い範囲で最高気温が25℃以上の夏日となりそうです。きょう4日は長袖で過ごした方も、あす5日日中は再び半袖1枚で過ごせる暑さになるでしょう。寒暖の差が大きくなるため、体調管理にご注意ください。

北陸や山陰など日本海側はやや雲が多く、気温の数字の割には、風が冷たく感じられそうです。日中も一枚長袖の羽織るものがあると良いでしょう。

あす5日 北日本を低気圧や前線が通過 その後は今季初の「冬型」へ

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あす5日、あさって6日は、北日本を中心に大荒れの天気になるでしょう。

きょう4日夜には日本海に低気圧が発生します。あす5日は、低気圧が発達しながら北海道付近を通過し、前線が東北や北陸地方を南下するでしょう。前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込む一方、北日本の上空5500メートル付近には、マイナス21℃以下の強い寒気が南下する見込みです。このため、あす5日から6日にかけては、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

北日本は次第に今シーズン初めてとなる西高東低の冬型の気圧配置に変わる見込みです。6日朝の予想天気図を見ると、等圧線の間隔がかなり狭くなっていて、北日本や北陸を中心に、西または北寄りの風が強まるでしょう。

北日本はあす5日~冬型強まり大荒れに

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北海道や東北では、きょう4日夜遅くから次第に荒れた天気になるでしょう。雷を伴って断続的に激しい雨や強い雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
あす5日は夜から急速に風が強まり、あさって6日にかけて「非常に強い風」が吹く恐れがあります。「非常に強い風」とは、何かにつかまっていないと立っていられないような危険な風です。
北海道や東北では、あす5日以降は急激に雨や風が強まり、警報級大雨や警報級暴風となる恐れがあります。新潟県など北陸でも風が強まるでしょう。荒天時はできるだけ外出を控えた方が良さそうです。

また、海は大しけとなる見込みです。6日頃にかけて、東北の日本海側や北陸、北海道では暴風や高波に警戒してください。海岸付近は大変危険ですので、むやみに近づかないでください。

きょう4日は、北海道大雪山系の旭岳で初冠雪が観測され、今シーズン全国で初めての雪の便りとなりました。(平年より9日遅く、昨年より1日早い)
強い寒気の南下で、7日頃にかけては、北陸から北海道の標高の高い山では雪の降る所もあり、初冠雪など新たな冬の便りが届くかもしれません。

沖縄・先島諸島 あす5日にかけて高波に警戒

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大型で非常に強い台風14号は、沖縄の南を西に進んでいます。沖縄の南を西へ進み、あす5日には台湾海峡に進むでしょう。

先島諸島の沿岸の海域は、うねりを伴い大しけとなっています。
台風は次第に沖縄から離れますが、まだ高波の影響が続くでしょう。
宮古島地方ではきょう4日夜遅くにかけて、八重山地方ではあす5日昼前にかけて高波に警戒してください。

4日に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
先島諸島 7メートル
沖縄本島地方 5メートル
大東島地方 3メートル

5日に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
先島諸島 6メートル
沖縄本島地方 4メートル
大東島地方 3メートル

海は危険ですので、引き続き、沿岸には近づかないようにしてください。

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