2023年11月29日(水)~12月3日(日)東京・EARTH+GALLERYにて、劇団papercraft 番外公演『ミタココロ』が上演されることが決定した。

本作は、24歳の脚本家・演出家の海路(みろ)が主宰を務め、今年1月に浅草九劇にて第8回公演『檸檬』、6月には横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホールにて、第9回『人二人』を上演し、勢いに乗る劇団papercraftの新作番外公演。

今回劇場ではなく、ギャラリーカフェにて上演される公演で、普段の劇団papercraft 作品とはまた少し異なる、「普通」の話が描かれる。本作は、とある女が「ミタさん」と呼ぶかつての友達との記憶を振り返っていく物語で、全編語りと会話のみで構成される。

メインビジュアルには、そのとある女、もしくは「ミタさん」ともとれる女性の姿が映し出されており、これがどのようなストーリーを意味するのか、注目のひとつである。

キャストは、前回公演『人二人』に出演の朝田淳弥、前々回公演『檸檬』に出演のイトウハルヒ、劇団papercraft 公演に複数回出演の佐々木修二を始め、昨年東京芸術劇場にて上演のイキウメ『関数ドミノ』など話題作に出演の川嶋由莉が名を連ねる。そして、作・演出は海路が務める。

【あらすじ】
これは、私とミタさんの話です。
とはいうのものの、語るほど何かがあったかと聞かれたら、
恐らくなかったと思います、私達。
ただきっとあるんだろうないつか、とは思ってました。
それもずっと。ずっとです。
ずっと思っていられると、思ってたんです。


海路(作・演出) コメント

今回の話は、「普通」の話です。というのは、「普通の世界の普通の人達」の話、という意味での「普通」です。でもただ、そんな「普通」を描こうと思って考えれば考えるほど、結局「普通」なんてものは存在しないよな、なんて思ってもいます。なので、結果的には「普通ではない」話になってるかと思います、実際に稽古始めてみないと、分からないんですけどね、実際のところは。

劇団 papercraft 番外公演『ミタココロ』