人事領域に特化したITコンサルティング事業を手掛ける株式会社オデッセイ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:秋葉 尊、以下オデッセイ)は、全国の「現在就業中の女性コンサルタント」「コンサルタント経験者で復職を考えている女性」「今後コンサルタントへのキャリアアップを考えている女性」に対して「コンサル女子に関する調査」を実施いたしましたので発表いたします。

「働き方改革」の一環で「女性活躍推進法」が制定され社会における女性の活躍が期待されるなか、企業においても女性が働きやすい環境整備へ関心が高まっています。今回、オデッセイでは、自らも永年携わるコンサルタント職に限定し、女性の働く環境への希望や実態を調査するため「コンサル女子に関する調査」を実施いたしました。その結果、時短勤務やテレワーク等の柔軟な働き方に対する期待とは裏腹にそのような柔軟な働き方での就職が難しい現状が明らかになりました。

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【「コンサル女子に関する調査」調査概要】

調査方法 : WEBアンケート形式

調査地域 : 全国

調査期間 : 2023年8月2日(水)~2023年8月4日(金)

調査対象 : 全国の「現在就業中の女性コンサルタント」「コンサルタント経験者で復職を考えている女性」

       「今後コンサルタントへのキャリアアップを考えている女性」 計438

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※本リリースに関する内容をご掲載の際は、必ず「(株)オデッセイ調べ」と明記してください。

1.女性コンサルの約75%が何等かの時短勤務を希望している一方で、現在コンサルティング業務に従事している女性のなかで時短勤務をしている人は少ない

コンサルタントとして働いている、働いた経験のある、もしくは働いてみたいと考えている女性のうち、約25%は時短勤務が必要と考えていないが、残りの約75%は、何らかの時短勤務を希望している。時短勤務の中では、1日の時間を短縮して働くよりも、週休3日の希望が多いことがわかった。

1. 調査対象者のコンサルティング業務との関わりについて

「コンサルタント業務の経験はないが、今後コンサルタント業務に就きたいと考えている」方が56.4%(247名)と最も多く、「現在通常勤務でコンサルタント業務に従事している」26.3%(115名)、「過去にコンサルティング業務に従事していた経験があり、今後復職したい」が16.2%(71名)と続く。

2. 時短勤務を希望する女性コンサルタントは7割以上

「時短勤務の必要はない」との回答は25.1%、その他の74.9%は何等かの時短勤務を希望しており、時短勤務を希望する女性コンサルタントは多い。時短勤務の種類については、8時間/日勤務で週休3日が39.0%、1日の勤務時間を減らして5日/週働くが34.2%と若干差が出ており、1日の労働時間は変えずに休日を増やすことで、まとめて自分の時間を確保したいとの希望があるようだ。

3. 実際に時短勤務で働いている女性コンサルタントはわずか4%

「現在時短勤務でコンサルティング業務に従事している」人は実数にして438名中5名で調査対象全体の1.1%だった。

また、コンサルティング業務に従事している人の合計120名(115名+5名)を母数にしても、「現在時短勤務でコンサルティング業務に従事している」割合は、わずか4.1%に過ぎない。

このデータを見る限り、コンサルティング業務に従事している女性のうち時短勤務で働いている人は、ごく一部という実態が見える。

2.時短勤務で働きたい理由の1位は「趣味の時間確保」で約33%。「育児・子育て」約28%、「副業との両立」約27%を抑えてTOPに

時短で働く理由のTOPは「育児・子育て27.7%」や「家族の介護 11.3%」ではなく、「趣味の時間確保 32.6%」だった。働く時間を削って収入を減らしてでも趣味の時間を確保したいと考える女性が多いという結果となった。3位の「副業との両立 26.5%」は、副業に取り組む人が増えている最近の傾向かもしれない。

3.コンサルタントとして働くうえで希望する働き方としては「フルタイム勤務」が約43%で1位。「週休3日」約35%、「フルリモート」34%と続く

現実的にコンサルタントとして働くのであれば「フルタイム勤務」と考える女性が4割以上。コンサルタントという仕事柄、フルタイム勤務でないと難しいという意識もあるのかもしれない。複数回答可としたためかフルタイム勤務を希望する割合が図2.の25.1%(110名)→42.7%(187名)、人数では1.7倍に増えている。フルリモートを希望する人も34%(149名)いるため、フルリモートであればフルタイム勤務でも良いと考えている層が一定数いるものと考えられる。

4. 時短勤務希望者が実際の応募の際に支障になったこととしては、「働く時間を自分で自由に決められる会社が

無い」が41%で1位、「テレワーク+時短勤務では正社員の募集がない」が36%,「常時時短勤務では正社員

募集がない」が31%と意外な現状がわかる

応募した際に支障になった要因の1位は「働く時間を自由に決められる会社がない」で4割以上の時短勤務希望者が選択している。自分で働く時間を自由に決められる会社は、まだ少ないとは思うが、時短勤務者の多くが希望していることがわかった。テレワーク+時短勤務や常時時短勤務で正社員の募集がないと答えた人がそれぞれ3割以上もいたことは、コロナ禍後の働き方の変化を見ていると意外な結果と思える。時短勤務 可やテレワーク 可を応募要項に記載している企業は多いように感じるが、「条件付きの時短勤務のみ可で常時時短勤務は不可」や「テレワークは良いが時短勤務との組み合わせは不可」としている企業が意外に多いようだ。ここは企業側の今後の対応が期待されるところだろう。

5.今後キャリアアップしたいと考えている割合は、時短勤務希望者が60%以上、時短勤務非希望者が40%と大きな差があり、時短勤務希望者の「働くことへの意欲の高さ」が確認できる

時短勤務希望者と時短勤務希望しない人とのキャリアアップへの意識の差を調べてみた。

「コンサルタントとしてのスキルを高め長く活躍したい」へ回答した人以外がキャリアアップを意欲的に考えている人とすれば、時短勤務を希望しない人が40%なのに対し、時短勤務希望者は60%以上の人がキャリアアップを意欲的に考えていることがわかる。特に部課長等組織の管理職として活躍したいと考えている人は、時短勤務を希望しない人では8.2%だが、時短勤務希望者では、19.8%と2倍以上の割合の人が希望しており、組織の中で重要な役割を担いたいと考えている人が多いことがわかる。図4.にもある通り、時短勤務を希望する人は「趣味」や「子育て」、「副業」等と仕事との両立を考えている。そのため多少自分にとって厳しい選択になっても、時間があればできるだけ仕事をしたいという「働くことへの意欲」が非常に高いのではないかと想像できる。

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人事専門のITコンサルティング会社である株式会社オデッセイは、関連会社の株式会社ライフ&ワークスとともに柔軟な働き方の実現による、コンサルタントの増力化を追求しています。特に株式会社ライフ&ワークスは、育児や介護などさまざまな理由により働き方に制限のある方々が正社員として働き続けられる環境を整備することを目的として設立された会社です。フルリモート、時短、フレックス・・・全国どこでも、どんなライフステージにあっても、自分の可能性を最大限発揮しながらキャリアを築き続けられる環境が株式会社ライフ&ワークスにはあります。

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配信元企業:株式会社オデッセイ

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