第34回(2024年度)Bunkamuraドゥマゴ文学賞の選考委員は小説家桐野夏生氏に委嘱し、発表は9月を予定しています。

株式会社東急文化村(東京・渋谷)が主催するBunkamuraドゥマゴ文学賞は、パリの「ドゥマゴ賞」のユニークな精神を受け継ぎ、1990年に創設しました。権威主義に陥らず、既成の概念にとらわれることなく、先進性と独創性のある、新しい文学の可能性を探りたいと考え運営を続けています。受賞作は、毎年交代する「ひとりの選考委員」によって選ばれ、選考委員の任期は1年。次年度、第34回(2024年度)の選考委員は小説家桐野夏生氏に委嘱し、発表は9月を予定しています。

第34回〔2024年度〕選考委員 桐野夏生(きりの なつお)
選考対象期間:2023年7月1日から2024年7月31日まで

1998年『OUT』で日本推理作家協会賞、99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、09年『女神記』で紫式部文学賞、10年『ナニカアル』で島清恋愛文学賞、11年『ナニカアル』で読売文学賞、21年に早稲田大学坪内逍遙大賞、23年『燕は戻ってこない』で毎日芸術賞と吉川英治文学賞を受賞。21年から日本ペンクラブ会長を務める。

※近年の選考委員・受賞者・受賞作

※敬称略

●パリの「ドゥマゴ賞」について
Bunkamuraドゥマゴ文学賞の起源となるパリの「ドゥマゴ賞」は、カフェドゥマゴの常連客だった作家、画家、ジャーナリストら13人によって、自分たちの手で独創的な若い作家に文学賞を贈ろうと1933年に創設。いかなる派閥からも独立していた彼らは、アヴァンギャルドな精神にみちた将来性豊かな受賞者を選びました。90回を迎える今年から受賞作は日本と同月の9月に発表され、パリの授賞式のレポートは、後日ホームページでご紹介します。日本とフランスの新しい文学を発掘し発信する両賞の活動にご注目ください。

Le Prix des Deux Magots 2023
【受賞者】Guy Boley(ギー・ボレー)
【受賞作品】『À ma soeur et unique(たった一人の妹へ)』
【出版社】Grasset

Bunkamuraドゥマゴ文学賞の最新ニュースはホームページで随時発表してまいります。
https://www.bunkamura.co.jp/bungaku/

配信元企業:株式会社東急文化村

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