チャンピオンズリーグ(CL)グループE第2節のセルティックvsラツィオが5日にセルティック・パークで行われ、1-2でラツィオが勝利した。

上田綺世の所属するフェイエノールトとのCL初戦で黒星を喫したセルティックだが、リーグ戦では4連勝中と好調を維持。良い流れのまま臨むCL第2戦に向けてロジャーズ監督は、FW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央の日本人3人を先発で起用した。

一方、CL初戦のアトレティコ。マドリー戦をGKプロベデルの劇的弾でドローに持ち込んだラツィオ。不調の続くリーグ戦では直近のミラン戦にも敗れて早くも今季4敗目を喫した。サッリ監督はそのミラン戦から先発5人を変更。カステジャノスやゲンドゥージ、マルシッチらに代えて鎌田大地やインモービレ、ベシーノらを先発で起用した。

日本代表対決となった一戦は、セルティックが最初のチャンスで先制する。12分、右サイドでボールを受けた前田がカットインから中央へパスを送ると、オライリーがワンタッチでゴール前へ送ると、ゴール前に抜け出した古橋が冷静にゴールネットを揺らした。

古橋のCL初ゴールで先制を許したラツィオは、29分にセットプレーから同点に追いつく。L・アルベルトの右CKから混戦が生まれると、ボックス中央のロマニョーリがヘディングで合わせたボールをゴール前のベシーノが頭で押し込む。これはGKハートに掻き出されたが、ボールはゴールラインを越えており、ラツィオのゴールが認められた。

ハーフタイムにかけては一進一退の展開が続いたが、セルティックは44分にジョンストンのロングパスからDFの裏に抜け出した前田が決定機を迎えたが、これはわずかにオフサイドの判定となった。

1-1で迎えた後半、先にチャンスを作ったのはホームチーム。59分、ボックス左手前でFKを獲得すると、オライリーのヒールでずらしたボールを旗手が右足で狙ったが、これはGKプロベデルの好セーブに阻まれた。

対するラツィオは、69分に中盤からドリブルで持ち上がった鎌田がボックス手前まで切り込むと、ペナルティアーク左横からシュートを放ったが、これはGKハートにキャッチされた。

72分に旗手を下げてベルナルドを投入したセルティックは、81分にネットを揺らす。ジョンストンの右クロスをボックス内の前田がフリックすると、ボックス左で受けたパルマがカットインからゴール左隅にへシュートを流し込んだが、VARの末にパルマのオフサイドを取られ、ゴールは取り消された。

その後は互いに交代カードを切っていき、後半最終盤の攻防に臨む。このまま試合終了かと思われたが、後半追加タイムにドラマが生まれる。95分、敵陣でのボール奪取からショートカウンターを仕掛けると、ボックス右から侵入したゲンドゥージのクロスをファーサイドのペドロがヘディングシュート。これがゴール右隅に吸い込まれた。

結局、試合はそのまま1-2でタイムアップ。2戦連続の劇的弾でラツィオが今季CL初白星を飾った。

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