フリーアナウンサー・有働由美子(54歳)が、10月4日に放送された報道番組「newszero」(日本テレビ系)に出演。日本テレビがジャニーズ事務所に対する様々な忖度を認めたことについて「BBCの報道があった時に、これはやらなきゃいけない、と思ったのに、もっと強く言えばよかった、そして結局徹底して伝えることが出来ませんでした」と語った。

10月4日、日本テレビが故ジャニー喜多川氏による性加害問題に関するこれまでの報道対応などについての社内調査結果を公表し、ジャニーズ事務所に対する様々な忖度があったと認め、1例として、2018年に当時所属していたタレントによるわいせつ事件が発覚した時や、今年3月に英BBCが性加害を告発した際も報道が遅れことを挙げる。

伊佐治健報道局長による「男性への性加害に鈍感だった。報道するべき機会を逃し結果的に被害を拡大させたことは、痛恨の極み。ジャニーズ事務所との長い付き合いの中で言うべきことが言えなくなっていたのではないかと厳しく見つめ直さなければならない。性加害はもちろんどんな不正でも絶対に許さない、強い姿勢で臨んでいく」という発言を紹介した後、有働も「私自身については、この問題を振り返ると、BBCの報道があった時に、これはやらなきゃいけない、と思ったのに、もっと強く言えばよかった、そして結局徹底して伝えることが出来ませんでした。メディアで働く1人として、もっと強く、ちょっとでも違和感を感じたら声を上げなければいけませんし、上がった声にはしっかりと耳を傾けていく、そして伝えていく、その原点を強く意識していきます」と反省した。