【いま注目のトレンドワード・374】 X(旧Twitter)では話題のドラマをきっかけに古い作品が思い起こされることも多い。9月25日には「篤姫と幾島」というワードがトレンド入りした。実は過去に放送された大河ドラマの登場人物の名前なのだが、なぜ再注目されたのだろうか。詳しく迫ってみたい。

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●約15年ぶりの共演にSNSが賑わう



 「篤姫と幾島」が話題になったきっかけは、9月25日に放送されたNHK連続テレビ小説らんまん」だ。もともと同作では宮崎あおいさんが語り役を務めていたのだが、第126話では藤平紀子という役柄で本編にも登場する展開があった。そしてその藤平紀子を出迎えたのが、千鶴役を演じる松坂慶子さんだ。実は松坂さんは以前に主人公の祖母・槙野タキ役も演じており、まさかの一人二役での再登場となった。

 「らんまん」の物語として見ても多くのサプライズが詰め込まれた話であったが、さらにもう一つの見どころがある。実は宮崎さんと松坂さんは、2008年に放送されたNHK大河ドラマ「篤姫」で主人公と教育係として共演しているのだ。ネット上では「まさか篤姫と幾島が同じ日にサプライズ登場するなんて」「宮崎さん登場でも鳥肌ものなのに、松坂さんまで再登場で驚きすぎた」と多くの反響が寄せられている。

 昭和時代の東京郊外を舞台とした「らんまん」で幕末の「篤姫」コンビが再登場するのは、さながらタイムスリップした出来事のようにも思える。現実世界でも約15年の時が経っており、ファンの間でも懐かしさが込み上げているようだ。

 驚きの展開でファンの心を掴んで離さなかった「らんまん」は、9月29日に最終回を迎えた。最終週のタイトルは「スエコザサ」。どのような結末を迎えたのか、ぜひ情報を追ってみてほしい。また、10月2日から始まった「ブギウギ」にも注目だ。(フリーライター・井原亘)

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■Profile

井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている
9月29日の最終回前に驚きの展開を見せた「らんまん」(画像はイメージ)