膵臓がんステージ4の闘病生活を発信しているYouTuber・サニージャーニーみずきが再度検査を受け、診断結果を報告した。

参考:【写真】膵臓がん“再発”の結果がわかるPET検査の画像

 サニージャーニーは夫のこうへいと妻のみずきから構成される旅行系YouTuberで、日本一周を目標に活動をしてきた。しかし、2022年11月に妻のみずきが膵臓がんを患ったことにより旅は一時中断。現在はがん治療や通院、回復の記録をYouTubeで発信している。

 完治が難しいとされる膵臓がんステージ4を患うみずきだが、その後の治療の甲斐もあり、少しずつ体調は良くなっていった。しかし9月27日に公開された「CTの結果、再発の兆候が見られたので再検査となりました【膵臓がんステージ4】」で、再検査を受けることを発表している。そして10月4日に公開された動画「先日のPET検査の結果が出ました【膵臓がんステージ4】」にて、検査結果をファンへ報告した。

 もともとリンパ節への転移が懸念されていたものの、診断結果は異常なしとのこと。今回受けたPET検査では、異常のある箇所をサーモグラフィで見ると“赤色”がつくらしい。ただみずきが心配していたリンパ節をサーモグラフィで見ていくと熱を持つ赤色ではなく、正常な様子だった。これにはこうへいも「安心したね」と安堵の表情を浮かべた。がん細胞は糖質を多く集めるため、サーモグラフィで見ていくと赤く光って見つけやすいとのこと。そのためがんでなくても糖質が多かったり、熱を帯びると赤くなったりすることももあり、一概にがんと断言しづらい一面もあるそうだ。そしてみづきのCT画像を見ていくと、おへそのあたりがやや赤くなっている。みずきは以前に開腹手術を行っており、その傷が炎症しているためサーモグラフィが反応したのではないかと状況を説明した。

 今後みずきは念のために赤くなっている部分に1泊2日の入院をして、生検(患部の一部を切り取り、顕微鏡などで調べる検査)を受け、様子を見ていくそうだ。万が一の場合は「後悔しないためにもしもの時は手術します」と語り、痛い手術にも耐え、がんと闘う姿勢を見せた。

 今回の動画に対してファンからは「リンパが大丈夫で、ホンマに良かった、生検査して、何もない事を祈ってます」「無理せず頑張って下さい、、どうかよくなりますよーに、、」と応援の声が寄せられている。

 生検の結果がんであれば、再度手術を受けなければいけない。そんな状況にみずきも不安な気持ちもありながら、前向きに取り組んでいくと笑顔をみせている。日々体調が一進一退する膵臓がんと向き合い、そのリアルを発信していくみずきの勇姿に、これからも応援のメッセージが集まるだろう。

(文=大里直也)

動画サムネイルより