2022年12月にグランドオープンした「KITEN長良川オートキャンプ場」(岐阜県郡上市)。清流・長良川ほとりに位置するキャンプ場で、グランピングが楽しめるドームテントも3棟設置されている。また、名古屋市内から車で約60分で行けるアクセスのよさも魅力だ。今回はキャンプ場とともに、より気軽に楽しめるグランピングも紹介する。

【写真】長良川のせせらぎを聞きながらハンモックやチェアでゆったり

■【ロケーション】清流・長良川のすぐ近くに位置するキャンプ

「KITEN長良川オートキャンプ場」は、東海北陸自動車道・美並ICを下りて、北に約10分ほど車を走らせれば到着する。キャンプ場へと向かう道は、一部道幅が狭い場所もあるので注意が必要だ。

キャンプ場は長良川のすぐ近くの、少し高い場所に位置する。川沿いへ行けば、長良川を見渡すことができ、景色は抜群だ。

■【キャンプサイト】すべてオートサイト!シンクと電源付きも

サイトは、オートキャンプサイトが22区画。AブースとBブースの2種類があり、BブースにはAC電源と個別の流し台が付いている。どちらも地面は硬めの砂利なので、鍛造ペグなどを持っていくのがおすすめだ。

Aブースは9区画あり、広さは約96〜100平方メートル。炊事場の近くにある2つの区画は夜でも明るいため、料金はほかの区画よりも500円安くなっている。

長良川沿いに位置するBブースは13区画あり、広さは約80〜120平方メートル。各区画には15アンペアのAC電源と専用流し台が設置されていて、利便性が高い。また、桜の木も1本ずつ植えられており、春には花見キャンプも楽しめそうだ。

■【各種設備】シャワールームは予約制で無料!

炊事場とシャワールームは1カ所、トイレとゴミステーションは2カ所にある。シャワールームの利用可能時間は16時22時で、1枠15分の時間予約制。予約は管理棟で受け付けており、1サイトにつき2枠まで無料で利用できる。シャンプーなどは置いていないが、管理棟でレンタルが可能だ。

キャンプ用品のレンタルは管理棟で。ファミリーテント(5000円)やタープ(2500円)、テーブル(1500円)、LEDランタン(1200円)など、キャンプに必要なものはひと通り借りられる。サウナテント(1万2000円)のレンタルも行っており、サウナで汗をかいたあとは大自然の中で外気浴を楽しもう。

管理棟内にある売店では、薪(針葉樹 600円)や炭のほか、地元で採れた野菜やお菓子、アルコールなども販売している。営業時間は9時〜20時なので、足りないものがあれば早めに買っておこう。

■【グランピング】部屋の趣が違うドームテントが3棟

グランピングエリアもキャンプ場と同じ敷地にあるが、こちらは「長良川リバーサイドグランピング KITEN-キテン-」という施設名称で営業。受付はキャンプ場と同じ管理棟で行っている。

エリアにあるのは、常設のドームテント3棟。ダブルベッドが2つ設置されたテントが2棟、シングルベッドが4つ設置されたテントが1棟あり、部屋の雰囲気はそれぞれ異なる。テント内は冷暖房を完備しているので、1年中快適に過ごせる。広い窓からは長良川を眺めることができ、外に設置されたハンモックでのんびりするのもよさそうだ。

テントには個別の食事スペースが用意されており、BBQグリルも完備。2食付きのプランなら、夕食で飛騨牛や地元産の野菜を使ったBBQが楽しめる。素泊まりなら、自分たちで食材を持ち込んで調理することも可能だ。また、ビニールカーテンと暖房器具があるので寒い時期でも快適に楽しめそう。

ほかにも、専用のユニットバスとトイレがそれぞれ設けられているので、プライベート感はばっちり。シャンプーやリンス、ボディソープはもちろん、バスタオル歯ブラシといったアメニティも用意されている。

ドームテント横の砂利のスペースには、焚き火台が置かれている。自由に焚き火を楽しめるのがうれしい。

■【おすすめポイント】アウトドア初心者にもおすすめ

一番の魅力は、長良川のすぐ横という抜群のロケーション!川のせせらぎをBGMにキャンプグランピングを楽しめるのは、最高の贅沢だ。また、キャンプ場はすべてオートサイトなので、荷物を運ぶ手間がない。オープンしたばかりで設備がきれいなのもうれしいポイントだ。グランピングは、宿泊に必要なものはひと通りそろっているので、アウトドア初心者にも挑戦しやすくおすすめだ。

取材・文=溝上夕貴/写真=古川寛二

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長良川のすぐ近くに位置する「KITEN長良川オートキャンプ場」。キャンプだけでなく、グランピングも楽しめる/photo by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA