文字通り機械が見守ってくれる制御が加わりました。

マツダ4代目「ロードスター」最大の改良

マツダは2023年10月5日(木)、小型オープンカーロードスター」ならびにハードトップモデルの「ロードスターRF」を大幅改良し、予約を開始しました。発売は2024年1月の予定です。

2015年に登場した4代目ロードスターにおける“最も大きな商品改良”だそう。ライト類など外観も変更するとともに、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)とスマート・ブレーキ・サポート[後退時検知機能(SBS-RC)]の新採用や、マツダコネクトの進化など最新技術をアップデートしています。

また、MT車にはサーキット走行に最適化したダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)の新制御モード「DSC-TRACK」を追加。これは、ドライバーがコントロールできないような危険なスピン挙動に陥った場合に限って制御が介入し、愛車を守るというもの。開発したドイツボッシュは「次世代横滑り防止装置ESC」としています。

これまで、ドライバーが対処できる範囲であっても、横滑り防止の制御が作動することでラップタイムが落ちることがあったといいます。今回の「DSC-TRACK」は、ドライバーのコントロール範囲の拡大を許容しつつ、真に危険なシーンではしっかり守るという、「『人馬一体』のための制御技術」(マツダ)だということです。

新しいロードスターの価格は289万8500円からで、従来より20万円ほどアップしています。ハードトップのRFは379万6100円から。なお、ソフトトップに設定されていた1トンを切る軽量さを実現した特別仕様車「990S」は、今回廃止となります。

ロードスター改良モデル(画像:マツダ)。