オンライン動画配信サービスHulu」で9月15日よりで独占配信を開始している国際連続ドラマ「神の雫/Drops of God」。10月6日(金)には第5話が配信予定で、Huluでの海外ドラマランキングでも連続で1位を獲得している。そんな中、10月4日フランス大使館公邸で「神の雫/Drops of God」配信記念日仏文化交流イベントが行われ、山下智久と原作者・亜樹直フランスソムリエ協会より日本人初の“名誉マスター・ソムリエ”に認定された。

【写真】山下智久命名の特別なコラボメニュー「海と⼭の花の雫」

山下智久「光栄に思います」さわやかな笑顔であいさつ

同イベントの登壇者は、遠峰一青役の山下、フィリップ・セトン駐日フランス大使、亜樹直名義で活動する姉弟ユニットで原作者の樹林ゆう子氏&樹林伸氏、制作総指揮クラウス・ジマーマン氏の5名。

本作は日本の人気漫画を国際ドラマとして大胆にリメークし、日本とフランスを舞台にして描かれたことから、今回フランス大使館でのイベントが実現した。セトン大使は、「新しく生まれ変わった上質なワインのように繊細で複雑なブレンドです。原作は日本の漫画、フランスベトナムのシナリオ作家、日本語と英語、フランス語を話す国際的なキャスティング。フランスと日本の壮大な舞台設定。様々な要素が大イベントとして形成しているのではないでしょうか」と、今回の本作への想いを熱心に語った。

また、主演の山下は「このようなフランス大使館で、フランスで撮影してきた本作を紹介できることを光栄に思っています」と、さわやかな笑顔で挨拶(あいさつ)。ゆう子氏も「2004年に始まった漫画が日本とフランスで人気となり、国際ドラマになって、このようなイベントでみなさまに盛り上げていただけてとても感慨深いです」とコメントした。

一方、伸氏は「なんと幸せな作品なんだとつくづく感じております。実は遠峰一青の娘を主人公にした新しい漫画も始まっておりますので、ぜひこちらもご覧ください」とチャーミングに続編をアピール。ジマーマン氏は「色々な方の努力で実現した本作が、フランスと日本をつなぐことができていることが大変嬉しいです」と喜びをあらわにした。

山下智久「カロリー制限していたのですが、糖分はワインで摂っていました!」

また山下は、約10カ月にも及ぶ海外での初の長期撮影は自身にとって「かなり刺激になった」と語っており、撮影に入る前は不安もあったものの、現地のスタッフに温かく迎えられたそう。共に過ごした製作スタッフとは、「週末は必ず、撮影が終わった後にみんなでご飯にいき、おいしいワインを飲みました。本当に国を超えて良い関係を築けました」と家族のように固い絆で結ばれているのだと笑顔を見せた。

続けて「ワインの勉強もして挑みましたが、実際にフランスでも有名なソムリエの方におすすめのワインを教えてもらいながら、人生で一番ワインを飲みました」とワインの魅力についても熱弁。味覚を研ぎ澄ますために、「カロリー制限していたのですが、糖分はワインで摂っていました!」と会場の笑いを誘っていた。

そして、フランスのソムリエ協会Union de la Sommellerie Francaise(通称UDSF)より、作品を通して、食文化やワインを広げる活動に貢献されたことを讃え、山下と亜樹直氏に名誉ソムリエ認定証が授与。山下&亜樹直氏がフランスソムリエ協会より日本人初の“名誉マスター・ソムリエ”に認定され、本認定では、日本人では初となる受賞者となった。

最後には、山下が代表して「本日は短い時間でしたが、貴重な体験ができました。構想にも時間をかけ、たくさんの方が関わった作品が、たくさんの方に届いていることを実感しています。引き続きみなさんに応援していただけるよう、またフランスと日本の架け橋になるような活動ができればと思います。よろしくお願いいたします。本日は素敵な時間を本当にありがとうございました」と本イベントを締め括った。

アレクサンドルの全財産の相続をかけた“第2のテスト”がスタート

Huluオリジナル「神の雫/Drops of God」第4話では、世界中でアレクサンドルの全財産160億円分のワインコレクションの相続をかけた、一青(山下)とカミーユ(フルール・ジェフリエ)の戦いが話題になっている頃、一青の母・仄香(渡辺真起子)の回想シーンでは、複雑に絡み合った二家族の過去の因縁が明らかに。

仄香がワインの道を選んだ一青の生き方に反対する理由や、アレクサンドルが彼を“魂の息子”と呼ぶ理由などが徐々に浮き彫りになったことで、物語が大きく動き出した。

そして10月6日(金)から配信の第5話は、アレクサンドルの全財産を受け取るための第2のテストがスタート。一青とカミーユに出されたのは“ある絵画に合うワインを2週間で見つけてくること”という難題。その絵画とはミラノ出身の画家による、桃とマルメロとジャスミンが描かれた17世紀の静物画だった。答えを紐解く“絆”というヒントをもとに、カミーユはルカの部下のみやびとロレンツォ、そしてトマの4人で答え探しに乗り出し、一方、一青は父親の博和(二階堂智)に関することで母親の仄香と衝突する。

フランス大使館公邸で実施された「神の雫/Drops of God」配信記念 記者発表会/※提供画像