ブライトンに所属するイングランド代表DFルイス・ダンクが、ヨーロッパリーグ(EL)での初勝利に向けた意気込みを語った。5日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 昨年9月に就任したロベルト・デ・ゼルビ監督の下で後方からのビルドアップを基盤とした攻撃的かつ魅力的なサッカーを展開し、昨シーズンのプレミアリーグをEL出場圏内の6位で終えたブライトン。初挑戦となる今シーズンのELではグループBに組み分けられており、先月21日には本拠地でAEKアテネとの初戦に臨んだものの2-3で敗戦。現地時間5日に敵地で行われるマルセイユ戦で大会初勝利を目指す。

 キャプテンを務めるダンクは負傷の影響でAEKアテネ戦を欠場。マルセイユ戦に出場すれば、31歳にして記念すべきELデビューを果たすこととなる。ブライトンの下部組織で育ち、下部リーグでのプレーを経て、欧州最高峰の舞台まで登り詰めた同選手は「個人的にはここまで長い道のりだったので、今夜チームを率いる時にはとても誇りに思うだろう」とコメント。続けて「クラブも僕もここに来るために一生懸命働いてきた。なので1分1秒を大切にしたい」と試合への意気込みを示した。

 今シーズンも開幕から好調を維持していたブライトンだが、カラバオカップ3回戦では新体制で苦戦が続くチェルシーに0-1で敗戦。続くプレミアリーグ第7節ではアストン・ヴィラに1-6と衝撃の大敗を喫した。AEKアテネ戦を含めると直近4試合で3敗。公式戦3試合ぶり、そしてELでの初めての勝利をかけて臨むアウェイ戦を前に、ダンクは「環境は非常に厳しいものになると予想している」と警戒感を口にしつつ、次のように言葉を続けた。

「僕たちは勝つためにここに来ている。ピッチ外で起こっていることについては心配していない。重要なのはピッチ上の11人だ。ポゼッション時に何をするのか、そしてどのように守るかということに集中しなくてはならない。タフなゲームになることを予想しているよ。アストン・ヴィラ戦と同じようにプレーするば、また同じようなスコアになってしまうだろう。しかし、トップチームと対戦して勝てるという自信は持っているよ」

 ブライトンが大会初勝利を目指すマルセイユとの一戦は、日本時間の6日午前1時45分にキックオフを迎える。

ブライトンで主将を務めているDFダンク [写真]=Getty Images