912IIIシリーズ「8機種」新登場
執筆：Hideaki Hamasaki（浜先秀彰）
カロッツェリアのフラッグシップカーナビが「サイバーナビ」。つねに業界をリードする先進新機能を備え、根強いファンも多い。
【画像】二子玉川のイベント会場に潜入！ サイバーナビと2023年冬の新製品【10/8まで】 全26枚
そんなサイバーナビが10月5日にモデルチェンジ。912IIシリーズが「912IIIシリーズ」へと進化した。
ラインナップするのは8機種。
ラージサイズボディに9インチHDディスプレイを搭載した「AVIC-CQ912III」。
ラージサイズボディに8インチHDディスプレイを搭載した「AVIC-CL912III」。
200mmワイドサイズボディに7インチHDディスプレイを搭載した「AVIC-CW912III」。
2DINサイズボディに7インチHDディスプレイを搭載した「AVIC-CZ912III」。
それぞれに通信機能を実現するdocomo in Car Connectに対応した「ネットワークスティック」のセットモデル（型番の末尾に-DCが付く）があり、車種やニーズに合わせて最適な1台が選べる。
サイバーナビ史上最高 進化点は？
サイバーナビ最大の特徴はネットワーク機能を標準化していること（末尾が-DC以外のモデルはオプションのネットワークスティック接続が必要）。
スマホを接続せず内蔵ソースのようにYouTube動画を再生したり、自宅に設置したレコーダーの映像をリモート再生することが可能だ。
また、専用サーバーから取得した情報によって高精度の渋滞回避ルート探索や充実の検索機能が利用でき、地図データや検索データの更新などバージョンアップも自動で行える。
さらに車載Wi-Fiルーターとして活躍し、車内に持ち込んだスマホやノートパソコン、通信ゲーム機、タブレットなどが使い放題。なお、通信料については購入から1年間は無料で、それ以降は1万3200円/年となる。
そして今回の進化ポイントだが注目は2点。
1点目はサウンドクオリティの引き上げで高音質を実現する設計思想「マスターサウンド・アーキテクチャー」のもと、これまで培ってきた音質設計技術と知見を活かしながら高音質パーツを惜しみなく採用し、“サイバーナビ史上最高”となる高音質を実現している。
デジタル信号処理部には限りなく正確なクロック波形を生成する新「サウンドマスタークロック」と高音質オペアンプを搭載し、音の安定性はもちろんのこと圧倒的な臨場感や音源収録時の質感を再現することができる。
価格は？ 10/8まで二子玉川で展示中
2点目はオンラインを活用した目的地検索機能の充実。
ワードを発話するだけで検索ができる「フリーワード音声検索機能」、キーワードをウインドウに入力するだけで目的地検索ができる「フリーワード検索機能」は施設名の入力だけでなく、住所や電話番号、郵便番号の入力にも新対応。
ウェブサイトの検索と同じような感覚で利用でき、使い勝手を大幅に高めている。
カーナビのヘビーユーザーこそ実感できる快適ドライブをサポートする機能が満載の新型サイバーナビ。この秋ぜひ注目してほしい1台だ。
今回の発表にあわせて、カロッツェリアは「楽ナビ」の25周年イベントを、東京都の「二子玉川 蔦屋家電 2F」で開催している。
会場には2023年冬の新製品も展示されており、ここで紹介したサイバーナビの実機に触れることもできる。会期は10月8日（日）18時まで。
なお、新型サイバーナビ8機種はいずれもオープン価格。税込みの想定実勢価格は以下のとおりとなっている。
AVIC-CQ912III-DC：25万円前後
AVIC-CQ912III：23万円前後
AVIC-CL912III-DC：23万円前後
AVIC-CL912III：21万円前後
AVIC-CW912III-DC：21万円前後
AVIC-CW912III：19万円前後
AVIC-CZ912III-DC：21万円前後
AVIC-CZ912III：19万円前後
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