時短「時間の短縮」ではなく時産「時間を産む」へ発想を変え、人々が「ゆとりある生活」を送ることを応援する「ゆとりうむプロジェクト」が2023年度のグッドデザイン賞を受賞いたしました。

■「ゆとりうむプロジェクト」公式サイト

https://yutorium.jp/

■「ゆとりうむプロジェクト」とは

 「ゆとりうむプロジェクト」とは、忙しい現代人の暮らしにゆとりある時間をうむことを目的に、理事である各分野の専門家の知見や、複数の企業・団体が各社の商品やサービスを活用した「ゆとり」をうむ“時産アイデア”を提供している企業共創プロジェクトです。

 女性の社会進出が進み、共働き世帯が増えており、日常の家事を効率化する“時短テクニック”のニーズも高まっている一方で、“時短=手抜き”というネガティブな印象は根深く残っています。ゆとりうむプロジェクトでは、時短「時間の短縮」ではなく、時産「時間を産む」という暮らしにゆとりをうんでいくポジティブな意識を発信したいというコンセプトで2019年に発足しました。

■グッドデザイン賞 審査員評価 コメント

 日本社会が持つ慣習を変えていくことは難しいが、誰もが持つべきゆとりの確保という本質的な問題に対しては、日常的に取り組むことが大切である。本取り組みは開発プロセスで様々な業界の人の立場から議論したことで、対象者に寄り添った新しい視点のクリエイティブな発想が生まれている点が良い。その結果、楽しめる方法でハードルの低い取り組みのアイデアを複数の角度から提案している実績に好感を持った。

ゆとりうむプロジェクト理事長 筒井 淳也氏 コメント

ゆとりうむプロジェクトは、2019年にはじまって以来、多数の企業・団体の協力のもと、共働きなどで忙しい人々の生活に「時間を産み出す」というコンセプトでさまざまなイベントや調査を行ってまいりました。このたび、活動が評価されグッドデザイン賞をいただけるということで、これまでの取り組みが評価されたことを嬉しく思います。

同時に、これから活動をさらに広げて定着させていかなければ、と感じております。

■「ゆとりうむプロジェクト」活動指針

 ゆとりうむプロジェクトでは、子育て世帯の家事実態調査を行った際、6割強の人が「平日にゆとり時間を2時間以上欲しい」と回答しているのに対し、「実際にゆとり時間を2時間以上とれている人」は3割弱となり、平日のゆとり時間について、理想と現実にギャップがあることが明らかになりました。

 そこで、理事長である筒井淳也教授と共同で、1日1時間のゆとりをうむための「ゆとりうむ3か条」を作成いたしました。

1.減らそう、家事の総量を

2.増やそう、家事の担い手を

3.活用しよう、テクノロジー

上記の3か条に沿ってゆとりうむプロジェクトでは様々な活動を行っています。

■活動実績「家事ハック大賞2022」

 2022年11月に、忙しい毎日の家事をもっと楽しく、ゆとりをうみ出すアイデア「家事ハック」を一般消費者から募集する「家事ハック大賞」を開催しました。2022年度は350件以上の応募をいただき、SNS上でもシェアされました。日常での何気ないアイデアが実は素晴らしいテクニックだったことがわかるきっかけをうみました。2023年も11月より開催を予定しております。

■活動実績「冷凍貯金ラボ」(旭化成ホームプロダクツ株式会社)

 ゆとりうむプロジェクトは、旭化成ホームプロダクツ株式会社と共同で2022年春に、「冷凍貯金ラボ」を発足しました。食材やおかずを冷凍ストックしておくことで忙しい毎日の暮らしにゆとりをうむ新習慣である、「冷凍貯金」に関する様々な情報の発信母体として、様々な情報発信しています。旭化成ホームプロダクツと専門家の知見をかけ合わせて、「時間・栄養・お金」が貯められるなどの冷凍保存のメリットと共に、食材やおかずの適切な冷凍保存方法を発信しています。また、「冷凍貯金」を取り入れることで、ゆとりうむ3か条の「1.減らそう、家事の総量を」に繋がり、生活にゆとりをもたらします。

●「冷凍貯金」特設サイト:https://ahp-web.jp/reitou-chokin/

旭化成ホームプロダクツ株式会社 マーケティング部 部長 浅田 昌吾氏 コメント

グッドデザイン賞の受賞についてとても嬉しく思います。弊社は、ゆとりうむの理念に共感し、プロジェクト発足当初から参画させていただいており、提供する商品による時短テクニックの発信などを通じ、仕事と家事の両立を支援し、毎日の家事を効率化することで、生活にゆとりをうみ出し、男女共同参画社会の実現を目指しております。

これからもゆとりうむの理念を体現すべく、精一杯取り組んでまいりたいと考えております。

■活動実績「かぜ備えプロジェクト」

(全薬販売株式会社×アクア株式会社×旭化成ホームプロダクツ株式会社×旭化成ホームズ株式会社×マルコメ株式会社)

 「かぜ備えプロジェクト」とは、ゆとりうむ参画企業であるかぜ薬ブランド“ジキニン”が中心となり、ゆとりうむプロジェクト参画企業他4社と共同で行っている「かぜ備え」の浸透に向けたプロジェクトです。『防災の日』に災害への備えを見直すように、年末には大掃除をするように、家族でかぜへの備えを習慣にしてもらいたいという想いから、2022年より始動しました。また、習慣化することで、ゆとりうむ3か条の「2.増やそう、家事の担い手を」に繋がり、生活にゆとりをもたらします。

 2年目となる2023年は、9月29日を『かぜ備えの日』と制定し、他参画企業のアクア株式会社、旭化成ホームズ株式会社、旭化成ホームプロダクツ株式会社、マルコメ株式会社の4社の知見も加えた「かぜ備えリスト」を作成いたしました。

●「かぜ備えの日」特設サイト:https://www.zenyaku.co.jp/d/yutorium/

■全薬販売株式会社 マーケティング部 マーケティング戦略課 課長 寺田 匡宏氏 コメント

グッドデザイン賞の受賞について、ゆとりうむ参画企業として、とても嬉しく思います。

かぜ薬ブランド「ジキニン」は、ブランドプロミス“あなたの時間をかぜから守る”を掲げており、その想いとゆとりうむの理念に共感し、昨年から参画させていただいています。プロジェクトでは、パパ・ママが急にかぜをひいた時に困らないよう「かぜ備え」に関する情報発信を行っています。今後も、参画企業様と共に、家族の生活にゆとりをうみ出せるよう、活動を続けて参ります。

■参画企業一覧

旭化成ホームプロダクツ株式会社

旭化成ホームズ株式会社

マルコメ株式会社

・エバラ食品工業株式会社

・全薬工業株式会社

アクア株式会社

・株式会社雪国まいたけ

■協力企業

・株式会社ABC Cooking Studio

クックパッド株式会社

■協力団体

・共働き未来大学

・トモショクプロジェクト

・FamCook

・SnapDish

ゆとりうむプロジェクト理事長]

・筒井淳也

立命館大学産業社会学部教授

京都市 男女共同参画審議会 委員長

ゆとりうむプロジェクト理事]

・丸山晴美

節約アドバイザー ファイナンシャルプランナー 消費生活アドバイザー

・西川剛史

冷凍王子・冷凍生活アドバイザー

・石田珠美

株式会社ABC Cooking Studio執行役員

・小島正美

「食生活ジャーナリストの会」幹事 元・毎日新聞生活報道部編集委員

・滝村雅晴

料理研究家 株式会社ビストロパパ代表取締役

・小山佐知子

ワーク・ライフバランスコンサルタント 「共働き未来大学」ファウンダー

・島本 美由紀

料理研究家・ラク家事アドバイザー

■グッドデザイン賞とは

1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。これまでの受賞件数50,000件以上にのぼり、受賞のシンボルマークである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。

●GOOD DESIGN AWARD:https://www.g-mark.org/

配信元企業:ゆとりうむプロジェクト事務局

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ