声優の森久保祥太郎が出演する「声優と夜あそび ウォーカーズ」(毎週月~金曜夜11:30-11:50、ABEMAアニメLIVEチャンネル)、9月25日~29日放送の #95〜99では、村瀬歩をゲストに迎え、独立への思いを初告白した。また、村瀬をデビュー当時から知る先輩の森久保が、村瀬の新人時代を語ったのに加えて、今後の展望など、熱い声優トークをくり広げていった。

【写真】5月に発表された独立について語る村瀬歩(写真左)

村瀬と森久保とは、かつて同じ事務所で、村瀬が所属してから10年以上の仲ということで、さっそく乾杯し、オープニングから軽快なトークをくり広げていった。

■独立への思いを初告白

話題は、5月に発表された村瀬の独立についてで、事前に森久保へ独立の相談をした際、森久保に「最初に話す時は森久保さんの番組で」と話したそうで、その“男の約束”のため、これまで公の場で独立の理由や、個人事務所「アスターナイン」の名前の由来を語ってこなかったと村瀬は明かした。

その後、個人事務所の名前の由来について「アスターナイン」のナインは、森久保の事務所「アドナインス」のナインと同じにしたことが語られ、事前に聞いていたという森久保は、「ずりーな。俺が喜ぶと思ってんだろって思った」と照れかくしをしつつも「でも喜んでるんだよね」とまんざらではない笑顔を浮かべる。

また、独立の決め手については、前事務所の後輩である「八代拓の存在が大きかった」と告白し、「お世話になってきた事務所を引っ張っていきたい」という思いと、「独立して自分の城を持ちたい」という思いで、ここ数年、なやんでいたと話し、そのなかで、事務所の顔として活躍するほどになった後輩の八代の姿を見て、「まかせても大丈夫かな。自分が好きなように、やりたいことやっちゃっていいかな」と独立にいたった経緯を明かす。

しかし、その八代への思いは本人には話してないそうで、「八代にはぜったい言わないでほしい。内緒の話!」と照れくさそうに笑った。

■「だから芸名にしたんです」

加えて、村瀬が「あの瞬間が人生でいちばんつらかった」と話す初のアフレコでの失敗談や、今後の展望などが語られていくなか、森久保が、村瀬との印象的な初対面を語る。

当時、事務所の先輩として後輩を集めて勉強会を開いていたと話し、その勉強会でのアフレコの練習で村瀬から「すいません。僕、女性役やっていいですか?」と言われたことを明かした森久保は、その後、村瀬が将来のビジョンとして語った「僕、こういう声なんで、ゆくゆくは男性声優か、女性声優か、(性別が)わからない感じでやりたいんです」という言葉が印象に残っていると語り、村瀬も当時のことを鮮明に覚えており、「だから芸名にしたんです。当時の社長の方につけていただいて…」と芸名をつけた理由を明かす。

そして今では、その言葉を体現した活躍を見せる村瀬に、感慨深い思いがあるという森久保は、「(後輩に)このラインをねらってる人がいるわけ。(新たなラインを)作ったなって思った」「いろんな後輩を見てきたなかで、いちばんの想定外。いちばんのダークホース」と声優としての新たなジャンルを切り拓いた村瀬を大絶賛すると、村瀬も「僕も想定外でした」と笑いつつ、「十何年続けるって思ってなかったし、でも好きなんですよね」と声優業への愛を語った。

森久保祥太郎が出演する「声優と夜あそび ウォーカーズ」/(C)AbemaTV,Inc.