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低気圧が急速に発達し、今季初めて西高東低の気圧配置が強まっています。東北地方はすでに風が強くなっていますが、今夜にかけて暴風に警戒が必要です。すでに交通機関に影響がでており、帰宅時間帯にかけても続く恐れがあります。東北北部の雨はこれから強まり、今夜6時頃からがピークです。既に雨量が多くなっている秋田県内を中心に土砂災害に警戒してください。

すでに10月1位の暴風 交通影響に警戒

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今朝は仙台市内でイチョウの実が大量に落ちていました。(仙台 最大瞬間風速 西北西 25.2メートル 午前11:02)
東北地方では西高東低の気圧配置が強まる影響で各地で風が強く吹いています。
6日午後1時までの最大瞬間風速は、秋田県八森で29.0メートル、宮城県女川町で26.5メートル、山形県大江町左沢で22.0メートルなど各地で西寄りの風が強く吹いて、10月の統計史上1位を更新しています。

JR東日本によると、午後1時17分現在、強風の影響で東北本線常磐線五能線気仙沼線などで運休している区間があります。

このあとも風に向かって歩けなくなり転んでしまったり、車は高速運転中に横風に流されたりするような風が予想されます。

東北地方では6日午後9時頃にかけて暴風に、海上は日本海側を中心に日付のかわる頃まで高波に警戒が必要です。

【6日予想 最大風速(最大瞬間風速)】
東北北部
海上 23メートル(35メートル)
陸上 18メートル(30メートル)
東北南部
海上 18メートル(30メートル)
陸上 18メートル(30メートル)

【6日予想 波の高さ】
東北日本海側 6メートル
東北太平洋側 4メートル

青森・秋田を中心に大雨にも警戒

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上空に強い寒気が流れ込んでいることから、日本海側を中心に断続的に雨が降っています。
また、今夜小さな低気圧が通過する青森県津軽と秋田県では、今夜6時頃から活発な雨雲がかかる見通しです。7日朝にかけて雷を伴って強い雨が降るでしょう。
特に、秋田県ではきのう5日から雨量が多くなり、6日午後1時現在、秋田市大仙市由利本荘市周辺で土砂災害の危険度が高くなっています。
暗い時間帯と雨のピークが重なります。山や崖の近くにお住いの方は、危険な斜面から離れた部屋で過ごすなど、土砂災害に警戒をしてください。

【予想 24時間降水量(多い所・~7日午前6時】
東北北部 80ミリ
東北南部 50ミリ

東北で10月1位の暴風 今夜9時頃まで交通影響に警戒 青森・秋田は夜から大雨