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手塚治虫ブラック・ジャック」の連載50周年を記念した展覧会「手塚治虫 ブラック・ジャック展」が、11月6日まで東京シティビューにて開催されている。去る10月5日にはプレス向け内覧会が行われた。本記事では内覧会の様子をレポートする。

【レポート写真】手術室を模したフォトスポット。手術着に着替えたブラック・ジャックとピノコが側に立っている

1973年11月から1983年10月まで週刊少年チャンピオン秋田書店)で連載され、今年2023年に50年を迎える「ブラック・ジャック」。展覧会では500点以上の生原画に加え、連載当時の週刊少年チャンピオン1970年代に発刊された単行本などが展示される。

エントランスには「ブラック・ジャック」の名セリフをプリントした幕の数々を展示。ブラック・ジャックピノコが過ごしたブラック・ジャック邸や、実際に寝転がることができる手術台を模したフォトスポットも用意された。その後に続く「第1室 B・Jとキャストたち」では、キャラクターたちの裏話や謎をそれぞれの登場エピソードに沿って紹介するコーナーが登場。キャラクターたちと写真を撮れるフォトスポットも設置された。

「第2室 B・J誕生秘話」では手塚が「ブラック・ジャック」を生み出すにいたった背景や作品資料、第1話の原稿などを見ることができる。その後はテーマに沿って「ブラック・ジャック」のエピソードを紹介。「第3室 B・J曼荼羅」では高額請求の謎や、動物の命などのテーマごとに、複数の原稿がずらりと掲示された。壁には作中のコマやエピソードのあらすじを印刷したパネルがところ狭しと並べられ、「ブラック・ジャック」の世界に入り込むことができる。また医療の側面から「ブラック・ジャック」の魅力に迫る「第4室 B・J蘇生」では、人体の手術シーンにフォーカスした原稿が並べられた。

なお会期中、会場に隣接するTHE SUN&THE MOONRestaurant)では、ピノコをイメージしたアフタヌーンティーが登場。ピンクを基調にしたマカロンチーズケーキなどのスイーツのほか、ノンアルコールカクテルなどが提供される。

「手塚治虫 ブラック・ジャック展」

会期:2023年10月6日(金)~11月6日(月)
時間:10:00~22:00(最終入館21:00)
場所:東京都 東京シティビュー

手塚治虫の塚は旧字体が正式表記。

(c)Tezuka Productions

「手塚治虫 ブラック・ジャック展」エントランス