外出時でも宅配便の荷物を受け取ることができる、宅配ボックス。

あらかじめ建物に備え付けられているタイプのほか、金庫のような別売りのものを玄関に設置することでも、利用することができます。

荷物を受け取るためにスケジュールを合わせる必要がない上に、配達員は再配達をする手間が省けるため、活用する人は増加していることでしょう。

宅配ボックスの中に荷物を入れてもらえなかった理由

元配達員であり、自身の体験談や、寄せられたエピソードを漫画で描いている、ゆきたこーすけ@kosukeyukita)さん。

ある日、宅配便利用者から、このような質問を受けたといいます。

「宅配ボックスを設置しているのに、なぜか入れてもらえないことがある」

前述したように、宅配ボックスは荷物を受け取るためのもの。しかし、なぜか荷物を宅配ボックスに入れない配達員がいるのだそうです。

きっと同じ状況に遭遇したら、ほとんどの利用者も疑問を抱いてしまうでしょう。ゆきたさんは、自身の経験からこのように返答しました。

置き配』と聞くと、利用者は当たり前のように「宅配ボックスがあれば、そこに入れてくれるだろう」と思ってしまうかもしれません。

しかし、ゆきたさんによると置き配指定』と『宅配ボックス指定』は異なる場合があるのだとか。

もし『置き配指定』の荷物を宅配ボックスに入れたら、その後に『宅配ボックス指定』で別の荷物が届いた場合、入りきらないかもしれません。

そういったケースを想定して、配達員は『置き配指定』を守り、宅配ボックスがあっても、あえて玄関の前に置いているのでしょう。

ゆきたさんの漫画で明らかになった真相に、多くの人から驚く声が上がっています。

・知らなかった!あまり厳密に考えたことがないので、勉強になりました。

・確かに、宅配ボックスに入れた後に、ほかの荷物が届くかもしれないもんな…。

・なるほどなあ。親切心から置き配をボックスに入れて、クレームになるケースもあるのだろう。

配達員の立場にならないと、なかなか想像できないであろう、『置き配の謎』の真相。

宅配ボックスの中に入れてほしい場合は、受け取り依頼をする際にしっかりと指示を入れたほうがよさそうです。


[文・構成/grape編集部]

出典
@kosukeyukita