7日、明治安田生命J2リーグ第38節の4試合が各地で行われた。

IAIスタジアム日本平では、J1自動昇格争いを繰り広げる2位・ジュビロ磐田(勝ち点65)と3位・清水エスパルス(勝ち点64)による静岡ダービーが行われた。先制したのはホームの清水。41分、味方のスルーパスが防がれると乾貴士がそのこぼれ球にボックス手前左で反応。右足で放った低弾道のシュートが相手DFに当たり、ゴールに吸い込まれた。

後半は両チームともにゴールを奪えず1-0のまま試合終了。3試合ぶりの白星を手にした清水が2位の座を取り戻している。

直近5試合無敗の4位・東京ヴェルディ(勝ち点62)は9位・大分トリニータ(勝ち点54)と対戦。ホームの東京Vは稲見哲行のミドルシュートで16分に先制する。

その2分後、最終ラインでボールを奪われた大分のペレイラがファウルで決定機を阻止し一発退場に。序盤に数的優位を得た東京Vは最後まで1点を守り抜き1-0で勝利。今節敗れた磐田をかわして3位に浮上した。

逆転での奇跡のJ2残留を目指す22位・大宮アルディージャ(勝ち点33)は、残留ラインの20位・レノファ山口FC(勝ち点42)との直接対決に臨んだ。ホームの大宮は15分、室井彗佑のヘディングゴールにより幸先良くリードを奪う。

後半に入ると56分にアンジェロッティの圧巻のミドルシュートが決まり大宮が追加点をゲット。終盤には古巣対決となった矢島慎也のゴールで山口が1点を返したが、反撃はそこまで。逃げ切りに成功した大宮が3連勝を達成し、山口との勝ち点差を「6」に。順位は暫定21位となった。

その他、7位・V・ファーレン長崎(勝ち点55)はフアンマ・デルガドの2ゴールなどもあり12位・藤枝MYFC(勝ち点45)に大勝。明日試合のある6位・ヴァンフォーレ甲府(勝ち点56)にプレッシャーをかけた。

明治安田生命J2リーグ第38節
10月7日(土)
大宮アルディージャ 2-1 レノファ山口FC
清水エスパルス 1-0 ジュビロ磐田
東京ヴェルディ 1-0 大分トリニータ
V・ファーレン長崎 5-1 藤枝MYFC

10月8日(日)
《14:00》
ツエーゲン金沢 vs ブラウブリッツ秋田
FC町田ゼルビア vs ヴァンフォーレ甲府
ジェフユナイテッド千葉 vs 水戸ホーリーホック
いわきFC vs ベガルタ仙台
モンテディオ山形 vs 栃木SC
《19:00》
ザスパクサツ群馬 vs ファジアーノ岡山

9月27日(水)
徳島ヴォルティス 0-1 ロアッソ熊本