漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、いまや日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。9月に実施された「東京ゲームショウ2023」に続き、「池袋ハロウィンコスプレフェス2023」(10月28日・29日、池袋東口エリアにて開催)や「東京コミコン2023」(12月8日~10日、幕張メッセにて開催)など、コスプレも楽しめる大型イベントは、10月以降も全国各地で続々と開催予定。いずれも盛り上がることが予想される。

【写真】「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」江ノ島盾子のコスプレを披露した柊ものさん

WEBザテレビジョンでは、それらに先駆けて都内で行われた各種イベントに取材参加し、会場を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。

クッパ姫バニー衣装の江ノ島盾子に扮するコスプレイヤーたち

■「スーパーマリオ」シリーズ クッパ姫(二次創作キャラクター)/ティム・ヴィンセントさん

スーパーマリオ」シリーズの二次創作キャラクターのコスプレ…ということもあり、自分なりの解釈で衣装や装飾品を揃えました。亀の甲羅、トゲトゲのチョーカー、鋭い爪など、特徴的なポイントはしっかり押さえたうえで、自分にとっての理想の“クッパ姫”を具現化できたので、とても満足しています!

■「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生江ノ島盾子/柊ものさん

江ノ島盾子ちゃんの衣装バリエーションの中でも、ひと際目を引くバニーバージョンのコスプレに挑戦してみました。盾子ちゃんといえば、毛量多めのツインテールが特徴的なキャラですが、実際に再現しても不自然にならないように、髪のボリュームを細かく調整しつつウイッグを用意したところが、一番のこだわりポイントです。

■「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園七海千秋/空良檸檬さん

友達と「ダンガンロンパ」のバニー衣装で“併せ”をしよう…ということになって、七海千秋ちゃんのコスプレに挑戦しました。こだわったポイントはアイメークですね。もともとがつり目なので、千秋ちゃんの優しい雰囲気を再現するために、可能な限りタレ目になるよう気をつけました。それと千秋ちゃん髪色は、ピンクともベージュとも言えない微妙な色味なので、いくつものウイッグ専門店をハシゴして。最適なカラーのウイッグを見つけ出すのはなかなか大変でした。

■「pop'n musicキャロル/海音さん

体のラインがはっきり見えるコスチュームなので、まずはダイエットを頑張るところから始めて。衣装そのものは、グラビアのお仕事をしている…ということもあり、普段使っているものをそろえたら、それだけで再現することができました(笑)。コロナ禍の間はコスプレを自粛していて、こうしてイベントに参加するのは久しぶりなんですけど、やっぱり好きなキャラクターになりきって、写真を撮っていただけるのは楽しいですね。もっと体を絞って、コンディションを整えて、これからもいろんなコスプレに挑戦したいです。

12月30日・31日には「コミックマーケット103」も開催

本記事で紹介したのは、世界最大規模の同人誌即売会として知られ、二日間で26万人が来場した大型イベント「コミックマーケット102」(会場:東京ビッグサイト)に参加していたコスプレイヤーたち。12月30日・31日には、同会場にて「コミックマーケット103」も開催予定で、はたしてその頃には、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンド部を分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。

◆取材・文=ソムタム田井

「スーパーマリオ」シリーズ クッパ姫(二次創作キャラクター)/ティム・ヴィンセントさん/撮影:ソムタム田井