道路上を走る電車、慣れないドライバーにとっては苦手な存在です。

道路上を走る電車

JAFは、路面電車と自動車との事故を減らすため、2023年10月9日(日)に「電車とクルマのセーフティスクール」を開く予定です。場所は広島電鉄本社にて、13時から16時半。

電車とクルマが同じ道路上を走る、路面電車区間。慣れないドライバーが路面電車にぶつかる事例も多く、広島では年間20~30件発生しているといいます。また、開業したばかりの宇都宮ライトレールでも、道路をやって来る未知の存在に対応できず、クルマと電車が接触するケースが複数起きています。

今回、JAFは広島電鉄タッグを組み、市民に啓発活動をおこないます。まずは貸し切り電車の車内で、路面電車の運転にどう注意しているかなどが説明され、本社内では運転シミュレーターを活用し、路面電車から自動車がどう見ているかを体験。車庫では、クルマの右折時の巻き込み事故など、実際に電車と自動車を用いたシミュレーションも行われます。

あわせて、実際の運転士とのあいだで、参加者が意見交換をできるミーティングも開かれます。

広島電鉄の車両(画像:写真AC)。