ドルトムントセバスティアン・ケールSD(スポーツ・ディレクター)が、マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWジェイドン・サンチョを獲得する噂に言及した。7日、ドイツメディア『スカイ』がコメントを伝えた。

 現在23歳のサンチョは、2017年夏にマンチェスター・シティからドルトムントに完全移籍。公式戦通算137試合の出場で50ゴール58アシストを記録する活躍を披露し、2021年夏に移籍金7300万ポンド(約134億円)でマンチェスター・ユナイテッドに完全移籍した。

 マンチェスター・ユナイテッドではこれまで公式戦通算82試合に出場し、12ゴール6アシストにとどまっている。今季のプレミアリーグでは開幕から3試合連続で途中出場を果たしていたものの、エリック・テン・ハフ監督との関係悪化により、現在はトップチームから除外されている。

 そんななか、ドルトムントサンチョの再獲得に興味を示していると一部メディアが報道。来年1月の移籍市場で買い取り義務付きの期限付き移籍でマンチェスター・ユナイテッドにオファーを提示するのではないかと噂されている。

 しかし、『スカイ』のインタビューに応じたケールSDは、サンチョの復帰を否定。ドルトムント内部では同選手の再獲得が「まったく論じられていない」と主張した。同SDは「少し驚いたよ。私たちは豊富なオプションを持っており、現時点で十分な戦力が揃っている」と言葉を続け、タレント揃いの攻撃陣に手を加える必要性がないことを強調した。

テン・ハフ監督との対立により干されているサンチョ [写真]=Getty Images