アンジェリーナ・ジョリーは10代の頃、服を切り刻んで穴をあけるようなパンク少女だったそうだ。

仕立てやアップサイクリングオーダーメイドのサービスを提供する自身のファッションブランド「アトリエ・ジョリー」の店舗を来月ニューヨークにオープンするアンジェリーナ、昔は特に反抗的なファッションが好きだったとヴォーグ誌に明かしている。「若い頃はかなりダークだったわ。リサイクルショップに行ったり、切り刻んだり、小さなタバコの穴を開けたりするようなパンクだった。それがティーンエイジャーの頃の私で、楽しい思い出よ」

ギャラリーとカフェが併設された同店舗では、サステナビリティへのコミットメントとして、洋服のオーダーメイドサービスや修理も行うという。手描きワッペンが10ドル程度(約1500円)、また、その人のタトゥーを服の修理に使う生地にプリントする方法も検討しているというアンジェリーナは、「単に服を処分するのではなく、自分の服を自分のものにするの」と話している。

アンジェリーナのハリウッド・スタイルにインスパイアされたファッション・ハウス、クロエとのカプセル・コレクションも可能にさせた同プロジェクト、84パーセントはサステナブルでエシカルな素材で作られているそうだ。

そんなアンジェリーナは、自分のスタイルはこの数年で大きく変わったものの、洋服に関しては自分が本当はどういう人間なのかを理解することをまだ学んでいる最中だとして、こう話している。

「傷つくようなことがあった後セラピストに、流れるようなスタイルの服を着てみないかと言われたわ。バカみたいだけど、私はパンツとブーツは『気丈』な印象で、より強い自分を映し出すものだと思い込んでいたの」「でも、私は柔らかくなれるほど強かったかしら?当時はそうではなかったわ。脆さを感じていた。自分のスタイルがわからないのは、48歳の自分がまだ理解できていないからなのかなって今思う。人間としての過渡期なのかもしれないわ」

アンジェリーナ・ジョリー、今は人生の過渡期 Culture / 29 09 2023

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