日本人初の本塁打王に輝いた大谷。二刀流の復活を本人もファンも望んでいることだろう(C)Getty Images

 エンゼルス大谷翔平は今オフにFAとなる。

 今季は投手として23試合に先発登板し、10勝5敗、防御率3.14、167奪三振、打者としては打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS1.066を記録するなど、驚異的な活躍を見せた二刀流スター。自身2年ぶり2度目となるア・リーグMVP受賞の期待が高まっているが、現地では大谷の去就にも大きな注目が集まっている。

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 二刀流スターの獲得は大争奪戦が予想されているが、現地メディアは移籍先候補として有力な2球団について言及した。アメリカの経済誌『Forbes』は「ドジャースマリナーズがショウヘイ・オオタニにとって素晴らしい選択肢だ」のタイトルで記事を配信し、大谷の移籍先候補としてドジャースマリナーズの2球団を挙げた。

 同誌は今オフFAの大谷について「オオタニがエンゼルスに残るというのは現実的ではない。ドジャースマリナーズが、オオタニと長期契約を結ぶ可能性が高い」と見解を示した。

 現地では移籍先の最有力候補として挙げられることが多いドジャースについて、同誌は「指名打者マルティネスが(FAで)退団すれば、オオタニにその役割が回ってくる。マルティネスが残ったとしても、オオタニがDHとなる可能性が高い」「ドジャースには資金力があり、ショウヘイ・オオタニにとって魅力的な勝利の文化がある」と理由を記載。

 マリナーズについても「オオタニはマリナーズ指名打者としてうまくフィットするだろう」とDHで起用できる点を理由に挙げた。また、「オオタニが歩んできた道はイチローがたどった道とよく似ている。NPBパ・リーグで活躍した後、MLBでの成功などだ」「オオタニはイチローの影でプレーしたくないかもしれない。しかし、彼は自信に満ち溢れ、確実なアスリートである。イチローのサポートで、さらに高みを目指す可能性もある」と、マリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏の名前を挙げた。

 果たしてこの2球団は大谷翔平の獲得レースに参戦してくるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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