アウクスブルクは10日、エンリコ・マーセン監督の解任を発表した。

 昨季よりアウクスブルクを指揮していた39歳のマーセン監督は今季、ブンデスリーガ開幕7試合で1勝2敗4分けの15位と、難しいシーズンを送っていた。クラブの発表によれば、7日に行われた第7節のダルムシュタット戦に敗れたことで解任を決めたとのこと。新指揮官が決まるまでは、U23チームのヘッドコーチ、トビアス・シュトロブル氏が暫定的にチームの指揮を執ることも併せて発表している。

 マネージングディレクターのミヒャエルストロール氏は、「クラブのためにたゆまぬ努力をしてくれたエンリコ・マーセンに感謝したいと思います。彼は日々、そのエネルギーと献身的な姿勢によってアウクスブルクの価値観を完全に体現しました。しかし、ここ数週間に見られたネガティブな傾向を覆すためには、指揮官を交代する必要があるという決断に至りました」とコメント。

 マーセン監督は解任に際して以下のようなコメントを残している。

「この決定には当然失望している。なぜなら、我々は協力して何とか事態を好転させることができたと確信しているからだ。しかし、ブンデスリーガで指導する機会を与えてくれたクラブには感謝している。アウクスブルクの今後の幸運を祈っているし、私たちが一緒に築いた基盤が成功につながることを願っています。」

 また、アウクスブルクには今季より奥川雅也が加入しているが、開幕前に左ひざの内側じん帯を断裂。長期離脱を余儀なくされいたが、10月から全体練習には復帰しているため、インターナショナルマッチウィーク後のブンデスリーガ第8節ハイデンハイム戦からの戦列復帰が見込まれている。

 

アウクスブルクの指揮官を解任されたエンリコ・マーセン氏 [写真]=Getty images