キャサリン皇太子妃が英ハルを単独訪問し、ラグビーフットボールリーグらが共催したイベントに出席した。ラグビーフットボールリーグのパトロンを務める皇太子妃は、いつものスマートな装いとは異なり、トラックスーツを着用して登場。車いすに乗り、ワールドカップで優勝した車いすラグビーイングランド代表チームの練習試合に参加した。その時の動画がSNSで公開されると、王室ファンからは「彼女にできないことなんてないわ!」「すべての仕事において素晴らしい」と絶賛のコメントが寄せられた。

キャサリン皇太子妃が現地時間5日、英キングストン・アポン・ハル(通称ハル)でラグビーフットボールリーグ、ハルFC、ハル大学が共催したイベント「Rugby League Inclusivity Day(ラグビーリーグ・インクルーシビティ・デー)」に出席した。

皇太子妃は2022年2月にヘンリー王子の役目を引き継ぎ、イングランドのラグビー・フットボール・リーグ(Rugby Football League)とラグビー協会(Rugby Football Union)のパトロンに就任している

ハル大学のアラム・スポーツセンター(Allam Sport Centre)で開催されたイベントでは、ワールドカップで優勝した「車いすラグビーリーグ」のイングランド代表チームや、ハルFCに所属する「身体障がい者ラグビーリーグ」と「学習障がい者ラグビーリーグ」のトレーニングセッションが行われた。皇太子妃はセッションに参加し、ハルFCのセンター・オブ・エクセレンスの若者達と交流した。

2022年11月にイングランドで開催された「Rugby League World Cup(ラグビーリーグワールドカップ)」の車いす部門では、イングランド代表がフランス代表チームを28-24で下していた。

この日、キャサリン皇太子妃は、ラグビーフットボールリーグのロゴがプリントされたネイビーブルーのトラックスーツを着用し、白いスニーカーを履いてイベント会場に現れた。

皇太子妃の右手の人差し指と薬指には、先月12日に英サリー州にある刑務所を訪問した時と同様にバンテージが巻かれていた皇太子妃は、3人の子供達であるジョージ王子シャーロット王女ルイ王子トランポリンで遊んでいた時に指を負傷したという。

皇太子妃はチームのメンバーにボールをパスして走り回った後、車いすに乗ってイングランド代表チームとともに試合に参加。指の負傷にもかかわらず、シュートを打ったりトライを決めて得点を入れるなど大活躍した。

翌日、ウェールズ公夫妻の公式SNSがセッションに参加したキャサリン皇太子妃の動画を公開すると、フォロワーからは以下のようなコメントが続々と寄せられた。

「彼女にできないことなんてないわ! そのエネルギーや、何事にも情熱的に取り組む姿勢、いつも美しい姿が大好きよ。何でもこなせる女性だわ。だからこそ彼女が大好きで、尊敬している。」
キャサリン皇太子妃はとても純粋で、献身的。すべての仕事において素晴らしい。次元が違うわ。」
「私達のプリンセスが車いすラグビーに本気で取り組む姿を見ることができて、とても素晴らしかった! 彼女は何でもできる。このスポーツとチームに重要なサポートをしてくれたのよ。」

車いすラグビーリーグは、すべてのラグビーリーグ中で最もインクルーシブ(包括的)な存在であり、性別や障がいの有無にかかわらず、すべての人が一緒にプレーできる機会を提供している。

画像は『University of Hull 2023年10月5日付Instagram「We were delighted to welcome the Princess of Wales to campus today to take part in a Rugby League inclusivity day.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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