2017年から2020年まで続いてきた人気2.5次元ミュージカルの『ミュージカルスタミュ」』シリーズが、新シリーズとして2024年から再始動すること決定した。また、ミュージカルスタミュMEMORIALサイトが立ち上がり、歴代キャストと今までのミュージカルスタミュ」の歴史を振り返るドキュメント映像「Our Memories of “STAR-MYUMYU”」の公開、過去作の一挙見無料配信など、様々な思い出企画が実施されることが併せて発表になった。2023年10月16日(月)21時からは、「綾薙学園入学説明会」と称したライブ配信イベントが開催される。

ミュージカルスタミュ」思い出映像『Our Memories of “STAR-MYUMYU”』

スタミュ」は、音楽芸能分野の名門・綾薙学園を舞台にした、オリジナルミュージカルアニメ。“憧れの高校生” を追って音楽芸能分野の名門・綾薙学園に入学した星谷悠太を主人公に、ミュージカル学科で夢を追いかける男子学生たちを描いた青春ドタバタ・ミュージカルストーリー。ミュージカルスタミュ」は、アニメ「スタミュ」を原作とした2.5次元ミュージカルで、2017年に初演を上演し、以降2020年までの間に7作品が上演された。

10月16日(月)の配信イベントは、『ミュージカルスタミュ」ー綾薙学園入学説明会ー』と称し、星谷悠太役 杉江大志、辰己琉唯役 櫻井圭登、鳳樹役 丘山晴己と、新シリーズキャストが出演し、新旧のバトンを引き継ぐ配信イベントになる。再始動にあたり、プロデューサーの深澤耕輔、演出の吉谷晃太朗よりコメントが到着した。

プロデューサー 深澤耕輔

2017年からミュージカルスタミュ」の応援、ありがとうございます。
第一弾のブルーシアターでの初日、休憩に入った瞬間、ロビーでお客様の熱気を感じて安心したことを今でも覚えています。あれからキャスト・スタッフと必死に走った4年間でした。

実はストテラ公演の後に、卒業公演という大規模な演目を企画していました。
緊急事態宣言定期的に発令されていた時期であり、規模感的にも見通しが全く立たず企画を中止せざるを得なくなりました。時間が経ち、継続していくことが現実的でなくなった頃、それでもスタミュミュをこのまま終わらせて良いのかとずっと葛藤がありました。

時を同じくして、コロナの影響で若い俳優達がなかなか出演の機会を得られずにもがいている状態を目の当たりにしていました。俳優としての夢を諦めずに戦っている若い俳優達にこそ、スタミュミュという作品は必要なんじゃないか。思い出として終わらせることじゃなく、続けていくことがこれまで応援してくれたファンの皆様、作品を育て上げてくれたキャスト達の想いに報いる方法なんじゃないかと思いました。

ただ、スタミュミュはみんなにとって特別な作品。
私達もここに至るまで様々な感情を経てきているわけで、お客様も直ぐに気持ちを切り替えるのは難しいにきまっている。お客様もキャストもスタッフも、関係者全員で一度思いっきり思い出を語り合いたいと思いました。キャスト達に協力してもらい、スタミュミュを振り返る思い出動画を作りました。まず見てもらい、一緒に懐かしんで、笑って、泣いて、一緒に思い出を語り合いたいです。そして、もし心の準備が出来るようなら前に進もうと。
忙しい中、インタビューまたコメントで参加してくれたキャスト達には心の底から感謝しております。
編集映像を見ながら、皆の作品愛に何度も涙が溢れました。

それでも前を向き続けるのがスタミュミュだと思っています。
その想いを引き継ぐに相応しい熱量と力を持った俳優達が集まってくれました。
色んな想いを背負って、スタミュミュという魅力的な作品を続けていきたいと思います。

本当にありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願い致します。

演出:吉谷晃太朗

主役である星谷役の杉江くんは当初ミュージカル作品を苦手としていましたが、星谷と同じように持ち前のポジティブさと負けず嫌いの精神でどんどん壁を突破してくれました。そんな彼を中心としたteam鳳は、個性が突出したまさに粒だった星屑のようでした。team柊は結束力が素晴らしく、ひたむきな努力でハイスペックなパフォーマンスを見せてくれました。チーム一丸となって自主練をしている姿が今でも目に焼き付いています。華桜会メンバーはこれまた個性派揃い。先輩の厳しさがありながら、誰も憎むことの出来ない優しい芯のある皆でした。

稽古ではチームごとに切磋琢磨しながら、笑顔溢れながらも時には言い争いに発展する。それは少しでもパフォーマンスを良くする為の熱量から来るものでした。私は高校時代、教師になりたいと思っていました。私に見せてくれたあの風景は、彼らのひたむきな汗のおかげです。ありがとう。

スタミュミュの一番の思い出としては、初演の最終劇場リハーサルの時、それはもう本当に山程金色の紙吹雪を降らせてしまい、キャストの顔が全く見えなくなってしまう事件が起きました。いくら何でもキラキラしすぎやろ、と(笑)。それからスタミュのイベントで登壇させて頂いた時に、ファンの皆様に温かく迎えられたことも鮮明に記憶に残っています。とにかくスタミュファンは温かい!あと私ごとではありますが、高齢の母がよく私の手がけた舞台を見にくるのですが、その中でもスタミュミュが最高に楽しいらしく「親孝行が出来たな」という実感がありました。私の母親も『スタミュの女』です。
時代の転換期に巻き込まれ、卒業という式典イベントを催すことは出来ませんでしたが、スタミュミュという作品を皮切りに、あるいはきっかけにもなり、メンバーたちがその後大活躍をしています。これぞまさに綾薙学園の目指すスター育成システムのようではありませんか。
アニメ原作の世界を三次元に作り上げるという目標、特にミュージカルスターを目指す学園を物語る本作ですから、どうせなら卒業後の俳優としての活躍も含めて、リアルな舞台化を目指していきたいと思います。

新しく出会うメンバーと共に、“卒業生たち“の勇姿を追いかけながら、またあのひたむきな日々を過ごしたいと思います。
改めて、みんな星瞬の日々をありがとう。そしてあの日々をもう一度。未来へのカウントダウンは始まります。皆様、またお逢いしましょう。