2023年10月7日日本時間午後、アフガニスタン西部ヘラート州でマグニチュード6.3の強い地震が発生、また、強い余震も複数回発生し、ヘラート州を中心に被害が拡大しています。被害の全容は明らかではありませんが、現地で実権をにぎるタリバン暫定政権によると、2,400名以上が死亡し、負傷者は2,000人以上にのぼると報じられています。世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョンは緊急援助活動を開始、日本でも募金の受付を始めました。

崩れた家から貴重品を取り出そうとする子どもたち

◆緊急援助活動を行っています

ワールド・ビジョンが運営する就学前教育センターも被害を受けた

国際NGOワールド・ビジョンは、2021年からヘラート州を含むアフガニスタン西部で支援活動を実施しています。今回の地震で、ワールド・ビジョンの活動地域も被災しました。10月8日までに被害状況とニーズを確認するための初動調査を開始し、移動診療を10チーム動員し、緊急援助キット300セットを配布しました。また、備蓄している医薬品を配布する準備があります。ワールド・ビジョンのパートナーシップとして、初動対応のため、緊急準備資金を拠出しました。ワールド・ビジョンは、現場の状況を注視し情報収集を進め、国連機関や人道支援機関、関係者と現場、地方、中央レベルで連携し、今後、食料、水衛生、子どもの保護などの分野で、支援活動を拡充していく計画です。

◆募金を受け付けています

緊急対応を行うワールド・ビジョンの移動診療チーム

ワールド・ビジョン・ジャパンでは、日本の皆さまからアフガニスタン地震緊急支援募金」の受付を開始しました。

ウェブから: 

ワールド・ビジョン・ジャパン公式ホームページで「【アフガニスタン地震】緊急支援募金受付を開始」を選択 https://www.worldvision.jp 

お電話で: フリーダイヤル0120-465-009 受付時間9:00~23:00

ワールド・ビジョン・アフガニスタン事務局長 タミンドリ・デ・シルヴァは次のように述べています。

「状況は私たちが思っていた以上に深刻です。瓦礫の山と化した村々では、人々が、崩れた家屋から生存者を救おうと素手で瓦礫をかき分けています。ヘラート市に一つしかない病院は負傷者であふれかえっており、市内のクリニックなどに人々が搬送されています。ワールド・ビジョン・アフガニスタンのスタッフと家族は、それぞれの生活の場所で地震による破壊に向き合いながらも、私たちの持てるすべてで、緊急援助活動を行っています。人々は緊急の医療支援、水、食料、住居、そして安心して過ごせるための保護を求めています。どうぞこの状況に対応しようとしているワールド・ビジョンの活動を支えてください」

以上

<ワールド・ビジョンとは>

キリスト教精神に基づき、貧困、紛争、災害等により困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録され、約100カ国で活動しています。詳しくはこちら: https://www.worldvision.jp  

アフガニスタンにおけるワールド・ビジョンの活動>

ワールド・ビジョンはアフガニスタンにおいて、紛争や自然災害の影響を受ける子どもたちや家族の人道的ニーズに応えるために、2001年に緊急援助を開始しました。それから22年間あまり、ワールド・ビジョンはアフガニスタンのコミュニティの人々と連携し、アフガニスタン西部のヘラート州、ゴール州、バギス州、ファリャブ州において、人道支援ならびに早期復興、レジリエンス強化、開発支援を提供してきました。ワールド・ビジョン・アフガニスタンの活動の優先分野は、母子保健、栄養改善、水衛生、生計向上、食料安全保障、教育、子どもの保護、多目的な現金給付プログラムです。ワールド・ビジョンは、コミュニティの人々と共に活動することで、状況に多面的に対応し、人々の基本的ニーズを包括的に満たし、復興とレジリエンス、また、コミュニティの発展を促すことを目指しています。2021年8月以降2023年8月までに、166万746人のこどもたちを含む332万8708人に支援を届けました。

配信元企業:特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ