スポーツの日を含め3連休となった今週末。10月6日から10月8日までの全国映画動員ランキングは、菅田将暉主演の『ミステリと言う勿れ』(公開中)がまだまだ絶好調。2023年公開の日本映画としては『キングダム 運命の炎』(公開中)に続いて2本目となる、4週連続No. 1の快挙を達成した。

【写真を見る】ビートたけしの恋愛小説を、二宮和也と波瑠の共演で映画化!『アナログ』は2位スタートに

二宮和也×波瑠共演の『アナログ』は2位スタート!

公開4週目を迎えた『ミステリと言う勿れ』。週末3日間の観客動員は22万1000人、興行収入は3億1100万円と、まだまだその勢いは衰え知らず。10月9日までの累計成績では動員255万人、興収34億円を突破。菅田の主演作として最大のヒットを記録した『花束みたいな恋をした』(21)の最終興収38.1億円を近日中にも超えることだろう。

2位には、ビートたけしの恋愛小説を二宮和也主演、波瑠をヒロインに迎えて映画化した『アナログ』(公開中)が初登場。初日から3日間で動員17万6000人、興収2億5200万円を記録。祝日を含む4日間では、動員24万5000人、興収3億4400万円となっている。

また前週2位に初登場した『沈黙の艦隊』(公開中)は、週末3日間で動員13万5000人、興収1億9200万円を記録。累計成績では動員63万人、興収8億5700万円を突破した。

■「ガルパン」最終章、「イコライザー」の最新作もランクイン

4位に初登場したのは、2012年にテレビアニメが放送され、2015年に公開された劇場版が興行収入25億円の大ヒットを記録した「ガールズ&パンツァー」のOVA『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』(公開中)。この「最終章」は全6話構成で2017年からスタート。2年半ぶりの新エピソードながら、第2話以来となる初登場トップ5入りを飾り、「ガルパン」人気がまだまだ続いていることを証明。今後公開される第5話と第6話にも期待が高まる。

5位にはアントワーン・フークア監督とデンゼル・ワシントン主演のアクションシリーズ第3弾にして最終章『イコライザー THE FINAL』(公開中)が初登場。初日から3日間で動員10万人、興収1億5300万円となり、前作『イコライザー2』(18)対比129%のオープニング成績を記録。祝日も含めた4日間で興収2億円を突破しており、シリーズ最高興収に到達する可能性も充分だ。

そして公開4週目を迎えた『映画プリキュアオールスターズF(エフ)』(公開中)は、累計成績で動員97万9000人、興収11億9400万円を記録。これで『映画HUGっと!プリキュアふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』(18)を上回り、シリーズ最大のヒット作となった。

以下は、1~10位までのランキング(10月6日10月8日)

1位『ミステリと言う勿れ』

2位『アナログ

3位『沈黙の艦隊

4位『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』

5位『イコライザー THE FINAL』

6位『映画プリキュアオールスターズF(エフ)』

7位『ジョン・ウィック:コンセクエンス』

8位『二十歳に還りたい。』

9位『ホーンテッドマンション

10位『BAD LANDS バッド・ランズ』

今週末は、岡田将生松坂桃李柳楽優弥が共演したテレビドラマの劇場版『ゆとりですがなにか インターナショナル』(10月13日公開)、「死霊館ユニバース」最新作『死霊館のシスター 呪いの秘密』(10月13日公開)、アイナ・ジ・エンドが主演を務める岩井俊二監督の最新作『キリエのうた』(10月13日公開)。そして、世界的歌姫の世界ツアーを記録したコンサートフィルム『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』(10月13日公開)などが公開を控えている。

文/久保田 和馬

『ミステリと言う勿れ』が4週目も動員ランキングを制す!/[c]田村由美/小学館 [c]2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社