2023年10月、タイの首都バンコクで発生した銃撃事件により、中国人観光客がさらに激減している。この事件を受けて、タイ政府は改めて銃の規制に取り組む姿勢を示している他、大麻ショップの規制も実施する方向だ。また、タイ政府はインバウンド回復を狙って中国人観光客のビザを一時的に免除するなどの対策も打ち出している。

 事件は、タイの首都バンコク中心部にある大型商業施設「サイアム・パラゴン」で発生した。14歳の少年が改造した銃で実弾を発射し、中国人とミャンマー人の女性2人が死亡し、5人が重軽傷を負った。警察は少年に銃などを違法に販売したとして、男3人を逮捕している。

 「サイアム・パラゴン」は、日本人も多く居住している地域で、日本関連のイベントも多く行われている。

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