ヘラートで、ユニセフのスタッフと話す13歳のヘクマトゥラさんと、9歳のジャティジャーさん兄妹。地震で壊れた自宅の瓦礫から回収した所持品が、周囲に散乱している。(アフガニスタン、2023年10月8日撮影) (C) UNICEF_UNI448916_Phwitik

【2023年10月8日 カブール発】

10月7日午前11時ごろ、マグニチュード6.3の地震と数回にわたる強い余震が、アフガニスタン西部のヘラート、バドギス、ファラの3県を襲いました。最も甚大な被害を受けた地域には、ヘラート市からわずか40キロの場所も含まれています。被害の全容はまだ不明ですが、初期の推計では、女性や子どもを含む数百人が死傷しています。

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ヘラートの村に到着した、被災家族のための毛布や防水シートなどのユニセフの支援物資。(アフガニスタン、2023年10月8日撮影) (C) UNICEF_UNI448915_Phwitiko

ユニセフ(国連児童基金)・アフガニスタン事務所によると、約1,700世帯が被災した可能性があります。事務所代表のフラン・エクイザは、「愛する家族を失ったご家族に、心から哀悼の意を表します。ユニセフはパートナーと共に、被災された方々に迅速な支援を届けるために全力を尽くし、アフガニスタンの人々と連帯してこの困難に立ち向かいます」と述べています。

ユニセフのチームは、状況を詳しく把握するため、現地で追加の被害評価を実施しています。負傷者は、最寄りの保健医療施設で、ユニセフとパートナーから提供された緊急医薬品を用いて治療を受けています。ユニセフはまた、過度な負担がかかっている診療所のために災害時用テントも提供しています。そして、衛生キット1万個、家族用キット5,000個、防寒着1,500セットのほか、毛布や1,000枚の防水シート、基本的な家庭用品を輸送しており、これらは他の国連機関やパートナーによる支援を補完します。

また、ユニセフアフガニスタン事務所のダニエル・ティミ広報チーフは、「今必要とされているものは、避難場所や食料、医薬品などです。地震による直接的な被害のほかに、災害発生後にリスクの高まる水を媒介する感染症が懸念されています。たとえば下痢は、特に幼い子どもを死に至らせるものです。だからこそ、安全な水が求められており、ユニセフは、感染症のまん延を防ぐため、トラックでの水輸送や、浄水剤の配布、緊急用トイレの設置などを通じて、最も弱い立場にある子どもたちや女性たちを支援しています」と述べています。

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ユニセフ自然災害緊急募金」ご協力のお願い

地震や津波、洪水、台風やサイクロン、干ばつなどの自然災害に苦しむ子どもたちのために、ユニセフは緊急支援を行っています。その活動を支えるため、(公財)日本ユニセフ協会は、ユニセフ自然災害緊急募金」を受け付けております。アフガニスタンで発生した地震の影響を受けた子どもを含む、最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるため、ご協力をお願い申し上げます。

1. クレジットカード/コンビニ/ネットバンクから

https://www.unicef.or.jp/kinkyu/disaster/2010.htm 

2. 郵便局(ゆうちょ銀行)から

振替口座:00190-5-31000/口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会

*通信欄に「自然災害」と明記願います。

*窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。

※公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税相続税法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。

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ユニセフについて

ユニセフUNICEF国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念をさまざまな形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています。 https://www.unicef.or.jp/

ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます

日本ユニセフ協会について

公益財団法人 日本ユニセフ協会は、33の先進国・地域にあるユニセフ国内委員会の一つで、日本国内において民間で唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 https://www.unicef.or.jp/

配信元企業:公益財団法人日本ユニセフ協会

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