日本代表MF伊東純也(スタッド・ランス)がトレーニング後にメディア対応。意気込みを語った。

日本代表は9日からトレーニングキャンプをスタート。13日にデンカビッグスワンスタジアム(新潟)でカナダと、ノエビアスタジアム神戸(兵庫)でチュニジアと対戦する。

今シーズンもスタッド・ランスではチームの攻撃を牽引。リーグ・アンで8試合に出場し1ゴール2アシストだが、重要なプレーを見せ、チームも5位に位置している。

伊東といえば“イナズマ純也”と言われるスピードが魅力。そして金髪がトレードマークだったが、今回の代表活動を前に黒髪にイメチェンした。

カラーを変えた理由については「気分です笑」と語り、「特に意図はないです。髪の毛を労りました笑」と語った伊東。チームメイトには「18歳」と、若返ったとイジられたという。

今回の活動にはMF三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)、FW前田大然(セルティック)とウイングの選手が辞退。また、自身と同じ右サイドのMF堂安律(フライブルク)も招集外となっている。

ウイングはチームメイトであるFW中村敬斗とコンビを組む可能性もあるなか「まだ何もわからないですけど…」と語る伊東。中村もリーグ・アンでしっかりと戦えており、「そんな数字を残しているわけじゃないですけど、チームとしてもまあまあ調子良くて」と調子についてコメント。首位のモナコでも活躍し復帰したMF南野拓実と3人のリーグ・アン選手が並分可能性もあるが「特に考えていなかったですけど、可能性はなくはないかなと」とし、「フランスでやっていて、今調子も悪くないですし、そこを出せればと思います」と、クラブでの調子の良さを出したいとした。

南野は久々の復帰だが、森保ジャパンでは長らく一緒にプレーしていた。久々のプレーになるが「めちゃくちゃ長くやっていますし、特に難しくはないですし、スムーズにやれると思います」と語り、「クロスに入るのがめちゃくちゃうまいので、そこを見てあげられれば。より攻撃的にはなると思います」と、攻撃的な形になるだろうと予想した。

また、柏レイソル時代の同僚でもあるDF中山雄太(ハダースフィールド・タウン)がアキレス腱断裂から復帰。「日本でずっと一緒にやっていましたし、ワールドカップ(W杯)前には残念なことになったので、今回復活して一緒にやれるのは嬉しいです」と、復帰を喜んだ。

この日のトレーニングでは右サイドバックとして2度目の招集を受けたDF毎熊晟矢(セレッソ大阪)とボールを蹴り合うシーンもあったが「近くにいたので」と意図はないとのこと。「普通にいつも近くにいる選手に蹴ろうと言っています。たまたまで、色々な選手とコミュニケーションを取れればなと」と、普段と変わらないことをしたまでだと語ったが、「一緒に出る可能性もあるので、コミュニケーションを取るようにしました」と、コミュニケーションをしっかり取れているという。

毎熊と同サイドプレーするイメージについては「基本的に僕が幅を取ると思うので。(毎熊は)インナーラップもできますし、ポゼッションもできるので、使われたり使ってあげたりができればと」とコメント。「ユキ(菅原由勢)もオーバーラップインナーラップができて、ポゼッションもできるので、タイプ的には似ているかな」と、共存するイメージは湧いているようだ。

11月には2026年の北中米W杯のアジア2次予選がスタートする。最後の親善試合となるが「個人的にはあまりやることは変わらないというか、ゴールに直結することをやることを求められていると思います」と自身の働きについて言及。「毎回ゴールに絡めるようにしたいと思っているので、またゴールを取れればと思いますし、ゴールに絡んでいければと思います」と2試合への意気込みを語った。

また、チームとしては「薫とかもいないですし、新しい選手が出て、またそこで力を示して総合力を上げていくところだったりが必要だと思います」と語り、レベルアップしていきたいと語った。