株式会社ニイラ(本社:東京都文京区、代表取締役:和賀 未青)は、精神科医 高木 俊介さんをお招きして「メンタルヘルスと自分の幸せ」をテーマに、12月9日(土)にAP品川のROOM Aにて鼎談イベントを開催します。
聞き手には、ニイラ代表であり精神保健福祉士の和賀 未青、ニイラの顧問弁護士である小野田 峻さん、司会を努めるのは、株式会社ヘラルボニーの矢野 智美さんです。

  • 実施背景

▼忙殺される日々の中で、社会との繋がりを作ることの難しさを痛感

精神科の医療機関に勤務していた代表の和賀は、24年間、社会的認知度の低い精神保健福祉士 / ソーシャルワーカーが、組織の中に属し、目の前のことに忙殺される日々の中で、個人の課題に向き合う、あるいは自身の専門性を生かす、そしてそれらの役割を通じて社会との繋がりを作るということの難しさを感じていました。

また、精神科の医療機関を退職して初めて、世の中のメンタルヘルスに対しての関心の高まりとは裏腹に、精神保健福祉士の社会的認知の低さや、精神病院や精神医療に対しての理解度の低さ、「医療」という、非専門家にとってはある種のブラックボックスを前にして、真偽不明な情報に振り回されたり、医師や薬に頼りきりになってしまうという、そのアンバランスに、とても驚きました。

▼社会との繋がりの中で自分の想いを発信する大切さと、新たな一歩に向けて

個別に相談者の方の対応することはできても、その背景にある社会構造への問題提起や、個別の課題の中にこそ社会全体の課題解決への糸口があるのではないかという発信をなし得ない状況を打破するために、和賀は2020年にニイラを立ち上げました。
とはいえ、精神保健福祉士 / ソーシャルワーカーとしての専門性や経験だけでは想いを事業や仕組みにしていくことは容易ではありませんでした。そうした試行錯誤の過程で出会った顧問弁護士である小野田さんには、ソーシャル・スタートアップの伴走支援や社会の新しい当たり前の社会実装に向けた調整というその専門性を活かし、法務面はもちろん、和賀のアイデンティティを踏まえたビジネス横断的な伴走支援をしていただき、これにより徐々に、自分の想いを発信していく基盤が出来上がっていきました。

そしてもう一人、和賀が心を強く動かされ、自身の新たな一歩を踏み出す上で是非鼎談させていただきたかったのが、今回ゲストとしてお招きする精神科医の高木さんです。高木さんは、個人と社会、専門家と非専門家、病院の内と外といったボーダーを超えて、様々な活動や著書を発表されながら、SNSやブログ等でも日々ご自身の言葉で、日本の社会的にはタブー視されがちなことも含めて、明快な視点や深みのある問題提起を発信されています。その姿勢は和賀が自分自身の想いを発信していくきっかけであると同時に、事業を進めていく上での刺激ともなっています。

▼師走開催のイベントだからこそ、大事にしたいこと

このイベントでは、個人の悩みや社会課題について「正解」を出すことを目的とはしません。師走の心が急く時期に、頭の上を通りすぎていく情報の暴風雨から避難できるいわば心のシャルターのような場所で、あえてふっと立ち止まり、深呼吸した上で、普段考えることをやめてしまった言葉や考え方に想いを馳せ、ゆっくり咀嚼してみる、そんな時間にしたいと考えています。

福祉、医療などの対人支援職に限らず、どんな方にも当てはまる内容となるかと思います。

▼こんな方におすすめ

メンタルヘルスに興味のある方

・自分自身のことについて考えたい方(介護、家族、自分自身のことについて...etc

・福祉や精神医療に興味のある方

・精神保健福祉士、社会福祉士の資格を持つ実践者の方

・医療、介護、保育など対人支援に就いてる方

・社会福祉や医療など対人支援を学ぶ学生さん

  • イベント実施概要

【日程】

2023年12月9日(土) 14:00 - 16:00 (13:20より受付開始) 

・14:00 - 15:00 ゲストとスピーカー2名による鼎談

【鼎談テーマ(予定・一部)】

 日本における精神病院のこと

 支援職のソーシャルアクション、対人支援の専門性

 支援職の「夢とお金」のはなし

 メンタルヘルス領域のこれから etc...

・15:00 - 15:30 質問など

・15:30 - 16:00 交流会(来場者のみ)

※登壇者3名への個別事案に関するご相談には回答できませんので、ご了承ください。

【場所】AP品川 ROOM A

【住所】東京都港区港南1-6-31 品川東急ビル 8F

【定員】来場:90名 オンライン 一般:90名(学生各10名:無料)

【参加費】

一般:参加費3,000円(税込)

学生:無料 ※学校名の記入をお願いします。

学生の方の応援チケット:あしながさん 3,000円 / 20名分

【主催】株式会社二イラ 代表:和賀 未青(わが みお)

【問い合わせ】info@niila.info

【申込み】

https://mentalhealth-wellbeing.peatix.com/

 ※来場、オンラインともにこちらからお申し込みをお願いいたします。

■主催者:和賀 未青(わがみお)

株式会社ニイラ 代表取締役 精神保健福祉士 社会福祉学修士

大正大学文学部社会福祉学科卒業後、1995年東京都内の医療法人(精神科単科病院)に就職。同医療法人に24年間勤務。父の死が大きなきっかけとなり2019年に退職。

2020年に株式会社ニイラを立ち上げ、同年6月より対話を通じて心をケアする相談・伴奏サービス「HUG」をスタート。対話を通じて働く人の心をケアする企業や組織向けのサービス「福利厚生としてのHUG」、自分らしさを保つ、守る、ケアする「インフルエンサーのためのメンタルヘルス」を展開している。相談サービスの他に、社会福祉の支援職への研修なども行っている。

《株式会社二イラ 概要》
■代表取締役:和賀 未青(わが みお)
■HP
・株式会社ニイラ : https://niila.info
・HUG : https://hugniila.com
■ブログ:https://note.com/bold

高木俊介(たかぎしゅんすけ)精神科医

1957年 広島県因島で生まれ、鳥取(幼児期)、岡山(学齢期)で育つ。

1983年 京都大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院精神科評議会で研修後、大阪の私立精神病院と京都大学医学部附属病院精神科に勤務。臨床を行いつつ、統合失調症精神病理を研究。日本精神神経学会で精神分裂症の病名変更事業に関り「統合失調症」の名称を発案し、2002年に正式決定された。

2004年 たかぎクリニックを開設し、包括型地域生活支援プログラム(ACT)を行う。

主著:「ACT-Kの挑戦」(批評社、2008年)「こころの医療宅配便」(文藝春秋、2010年)「精神医療の光と影」(日本評論社、2012年)「オープンダイアローグ」「対人支援のダイアローグ」(共訳、日本評論社、2016年)「対人支援のダイアローグ」(金剛出版、2022年)「危機の時代の精神医療」(日本評論社、2022年)

■弁護士 小野田 峻 / 小野田高砂法律事務所・代表弁護士(東京弁護士会所属)

小野田高砂法律事務所・代表弁護士(東京弁護士会所属)

株式会社ニイラ顧問弁護士

盛岡で東日本大震災に遭遇したことをきっかけとして、東京弁護士会内有志の津波被災地訪問企画を立案し、継続的に実施。

2016年11月には、ソーシャルスタートアップ向けシェアオフィス(social hive HONGO)併設の小野田高砂法律事務所を本郷三丁目にて開業。支援先の団体が向き合う社会課題は、子ども・若者支援や社会福祉の現場のデザイン、介護、伝統文化、シビックテックや官民連携、食と演劇、女性の両立不安の解消、出生前検査など多岐にわたる。

法務支援を中心とするビジネス横断的支援にとどまらず、社会課題解決に関連する各種リソースを有機的に連携させることにより、広くソーシャルチェンジメーカーの多様な可能性を未来に繋げる活動を行っている。

■司会進行

ヘラルボニー

岩手コミュニティマネージャー 矢野智美

群馬県富岡市出身。2023年2月より株式会社ヘラルボニーにて「岩手をヘラルボニーの聖地に」するため、岩手コミュニティマネージャーに就任。2015年4月にテレビ岩手 アナウンサーとして入社。2016年から2022年まで「5きげんテレビ」でメインキャスターを務める。盛岡市の台所として親しまれている神子田朝市を2年に渡って取材するなど自らディレクターとしても活躍。

配信元企業:株式会社ニイラ

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