過剰な反省で自分を追い込みすぎてアイドルを辞めてしまった元HKT48兒玉遥が登壇した、過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(毎月第1~3金曜夜9:00-9:30、第4金曜テレビ朝日地上波放送終了後~/ABEMA SPECIALチャンネル)の10月6日の配信回では、20キロの激太りの裏側とネットをざわつかせた「紅白歌合戦・勘違い事件」の真相、そしてグループ卒業までの空白の2年間を完全告白し、「人生のどん底」まで落ちてしまったしくじりから人生の教訓を学ぶ授業の後半戦を公開した。

【写真】福岡県の実家へ帰り、「半年くらいはベッドに寝たきり」だったと語る兒玉遥

■「紅白歌合戦・勘違い事件」

後半戦では、まず兒玉先生にとって大きな転機となった「紅白歌合戦・勘違い事件」について触れていく。2016年、“AKB48選抜総選挙”で9位にランクインした兒玉先生は、「選抜総選挙で16位以内に入る」という夢がかなったにもかかわらず、「うれしいけど、自分が思っていた景色と違う」「まだまだがんばらないとまわりに認めてもらえない。期待に応えられない」という思いに駆られていたと告白し、2016年の年末に「紅白歌合戦・勘違い事件」が起こったと続け、当時の状況や心境など、事件の経緯を明かした先生に、生徒たちは顔を青ざめさせていた。

この事件へのバッシングで心がパンクしてしまい、活動を休止した先生だったが、「早く復帰しないと」というあせりから、メンタルが回復しないまま2ヵ月で復帰した結果、ストレスで爆食いし、約半年で20キロ激太りしてしまったと語る。

また、この頃について「ひとりになるとストレスを抑えたくて爆食いが始まる」と先生が明かした衝撃の爆食い状況に、「これはヤバい」「ダメよ、兒玉さん」と教室は騒然となった。

さらに兒玉先生は、激太りしたことによって“アイドルとして最大の屈辱的な事件”、初めて行った病院でドクターストップがかかり、「うつ状態で完全活動休止」という事態に追い込まれ、「完全に引退するつもりでした」と当時の思いを打ち明けた。

そして、芸能界引退を決意した先生は、福岡県の実家へ帰り、「半年くらいはベッドに寝たきり」「目を開けて呼吸をしているだけ」だったと明かした先生は、「人生のどん底でした」とふり返り、当時の生活についても赤裸々に語っていった。

■芸能界復帰を考えるようになった先生

そんなどん底状態だった先生は、ある時、心療内科の医師から言われた言葉をきっかけに、大きく心境が変化していく。さらに、休養から半年が経った頃、思い立ってとある行動に出た先生は、そこから徐々に元気を取り戻していく。

また、鹿児島県の沖永良部島に滞在していた祖父のもとへ行き、自然豊かな環境でおだやかな時間を過ごすことで視野が広がり、心の平穏を取り戻していったとも語った。

そして、徐々にメンタルが安定し、芸能界復帰を考えるようになった先生だったが、ここで重大な問題が、2年間の休養期間から芸能界に復帰するまでの知られざる日々を打ち明けた。

そして授業の最後には、兒玉先生が自身のしくじりから学んだ教訓、「自分自身が自分のいちばんのアンチになっていた」と切実に語っていた。

元HKT48の兒玉遥が登壇した「しくじり先生 俺みたいになるな!!」/(C)AbemaTV,Inc.