2日に行われたジャニーズ事務所の記者会見に「NGリスト」が存在していたことが発覚。ネット上で波紋を呼んでいる。これまで、ジャニーズ事務所は会見に呼ぶメディアを「選別」するかのようなスタイルが見受けられた。
こうした体質は変わるのか──。
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■「NGリスト」が波紋を呼んで…
「NGリスト騒動」は、会見運営を担うコンサルタント会社が一部の記者に質疑応答させないリストを作成していたというもの。5日にジャニーズ事務所公式サイトで発表された内容によれば、会見前の打ち合わせでコンサル会社がNGリストを持参したという。
その際、会見への出席が決まっていた井ノ原快彦が「これどういう意味ですか？ 絶対当てないとダメですよ」と注意したものの反故にされ、当日「NGリスト」が持ち込まれてしまった。結果、挙手しているにも関わらず一部の記者が司会者から指名されない事態に。
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■メディア「選別」の過去
今回の件は、コンサル会社側に落ち度があったようだが、過去にジャニーズ事務所もメディアを「選別」するような行動が見受けられた。ある出版関係者が語る。
「ジャニーズタレントが出演するドラマやイベントなどの会見に、一部のメディアが呼ばれないことがあったんです。ジャニーズに好意的な報道をするテレビ局やスポーツ新聞は『ジャニ担』と呼ばれる担当者を作り、優遇されていました。一方で、『週刊文春』のような批判的な記事を出すメディアやネットメディアはスルーされていたんですよ。こうした事象は他の事務所にはあまり見られず、ジャニーズ特有のスタイルだったと思います」（出版関係者）。
ただ、毎回メディアが「選別」されていたわけではないという。前出の出版関係者は、「元TOKIO・山口達也さんが”不祥事”を起こした際や嵐が活動休止を発表した際は、比較的多くのメディアが会見に参加していたと思います。社会的に注目度が高い場にはできるだけ多くのメディアを呼んでいたのかもしれませんが、ジャニーズ事務所の中で『この媒体はOKだけど、ここはNG』という線引きがあった印象は拭えません」と話す。
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■ジャニーズ事務所に問い合わせた
9月7日に行われた記者会見では、報道陣から「メディアに対して等しく公平に開かれた事務所として対応するか」を問われ、東山紀之が「もちろんです。そのつもりで僕らもいますので。皆さんからもそうであってほしい、との思いです」と話す場面もあった。実際、10月2日の会見には弊サイトをはじめとするネットメディアや実話系雑誌など、日頃ジャニーズと接点がないメディアも参加できた。
今後、ジャニーズに対する批判的なメディアやウェブメディアもイベントや会見に参加できるのだろうか。Sirabee編集部は10月5日、ジャニーズ事務所にメールで問い合わせたところ、「今後検討してまいります」という回答だった。
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■執筆者プロフィール
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
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