【いま注目のトレンドワード・377】 アニメや映画の話題が投稿されることも多いX（旧Twitter）では、10月1日に「ハリウッド版北斗の拳」がトレンド入りを果たした。その理由は同日、実写版「北斗の拳」がTOKYO MXで放送されたため。今回は大きな盛り上がりを見せた視聴者の反応を紹介しよう。
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●神谷明さんのケンシロウはやっぱり神！
マンガ「北斗の拳」は「週刊少年ジャンプ」で1983年から88年まで連載され、アニメ放送とも合わせて爆発的な人気を獲得した。「お前はもう死んでいる」というケンシロウのセリフは社会現象になったほど。
実写版「北斗の拳」は、マーシャルアーツを得意とする俳優ゲイリー・ダニエルズをケンシロウ役に起用し1995年に上映された。しかしその評価は、ハリウッド実写映画の「ドラゴンボール」（「DRAGONBALL EVOLUTION」）と並んで“失敗作”に挙げられることが多い。
今回の地上波放送を見たファンからは「今のところ実写で失敗したワースト3に入りそう」「MXでハリウッド版北斗の拳観てるんだが開始15分でもう無理かも（見れない）と思い始めてる」「何これ？ という感想しかない」など、かなり辛辣な感想であふれた。
しかしこの映画、海外で制作された映画ではあるが日本人女優の鷲尾いさ子さんがユリア役を演じている。厳しい意見のファンも「鷲尾いさ子さん美しいな。ユリア役にハマってる」「現代アートみたいな鷲尾いさ子の佇まい。絵になるね」など、その美しさに心をつかまれた人も多かったよう。
さらに日本語吹き替え版では、ケンシロウの声をテレビアニメと同じ神谷明さんが担当。「これはこれで味がある」「神谷明さんの声で聞いてると北斗の拳に見えてくるから不思議」「内容はアレだけどケンシロウの声が神谷明さんなだけで、全てが許される気がする」などと話題を集めた。
厳しい意見も多いが、根強いファンだからこその愛あるムチとも言える。地上波での放送を機に、また「北斗の拳」を見返したくなった人も多いのではないだろうか。（フリーライター・井原亘）
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井原亘
元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている
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