井ノ原快彦

週刊文春』でジャニーズ担当の取材キャップを務める高橋大介氏が、10日に更新されたYouTubeチャンネル『元文春記者チャンネル』に出演。今月2日に行われたジャニーズ事務所の記者会見に、井ノ原快彦が出席した“本当の理由”について言及した。


■会見のやり直しを求める声も

ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、同事務所による記者会見が9月7日に行われ、東山紀之が新社長に、井ノ原が副社長に就任することを発表したものの、社名を継続する方針などに批判が相次いだ。

今月2日には2度目の会見を行い、社名の変更や新会社の設立などが新たに発表された。しかし、会見に出席した記者の“指名NGリスト”の存在が明らかになり、会見のやり直しを求める声もあがっている。


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■3度目の会見は

今後、もう1度記者会見が開かれる可能性について聞かれると、高橋氏は「どうもあるんじゃないかという話は聞きます」と明かす。

これまでの会見では、落ち着いた態度で回答し、騒いだ記者をたしなめた井ノ原に拍手が起こる一幕もあり、SNSでも評価する声があったが、その後、一部で井ノ原が“NGリスト”の存在を事前に知っていたと報道されたこともあって一転。『週刊文春』の元記者でノンフィクションライターの甚野博則氏は、「(評価は)上がってるわけない」と指摘した。


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■“空気を作る”ために

高橋氏は、井ノ原が会見に出席した理由について「この前の会見も、井ノ原さんが来たのは、“空気を作る”ために来てる。前回(9月の会見)が良かったってことで、今回(今月2日)も呼ばれてる。副社長に就任するということもあったけど、東山さんがどうしても、ちょっと苦しいというか、何も言えないというような感じなので…」と話す。

東山が自身に関するセクハラ疑惑への質問を受け、疑惑を否定しつつ「パワハラと感じた方はいるかも」と話す場面もあり、高橋氏は「(東山は)伝わる言葉は持っていないっていうか、その辺は井ノ原さんのほうが上手なんだろうなという気はします」と語っていた。


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■イメージ「ふっとんだ」の声も

コメント欄では、NGリストについて「質問の内容というより、質問スキルの問題」との指摘もあったが、その一方で「あの記者会見で混沌が更に広がってますね」「井ノ原さんの善人イメージ全部ふっとんだと思いますよ」「あの拍手は気味が悪かった…」といった声も寄せられている。

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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ

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