本屋・書店

11日放送の『あさイチ』(NHK)の特集であがった「本屋に行くとトイレに行きたくなる現象」。人物の名前がついたその呼称が話題となっている。


■あの現象には名前が

この日、番組では「視聴者の『謎』を徹底解明!」という特集がされたが、その中で「子供の頃から便秘気味だった」という女性からの疑問が紹介。

その女性は便秘の際、意図的に本屋に行って排便を促していたそうだが、この「本屋に行くとトイレに行きたくなる」現象を“青木まりこ現象”と呼ぶことが番組で取り上げられると、X(旧・ツイッター)では「青木まりこ現象」がトレンド入り。

「何十年かぶりに聞いたぞ(笑)」「懐かしい」「初耳」「青木まりこ現象ってなにって調べてしまった」といった反応が見られた。


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■「青木まりこ」とは誰?

この呼称にスタジオでは驚きの声が上がり、Xでも「青木まりこって誰?」「一体何故なんだ…」との声が。

じつはこの「青木まりこ現象」は、80年代にある雑誌へ読者の「青木まりこ」さんが送った「書店に行くと便意を催すので困る」という悩みに由来。

この悩みに多数の共感の声が寄せられたことから、次号では「いま書店界を震撼させる『青木まりこ』現象の謎と真実を追う」という特集を組まれる事態にまで発展し、そのまま語り継がれてしまったというのが経緯のようだ。


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■その後まさかの珍事が…

そしてこの呼称の由来となってしまった青木さんについてはその後、件の雑誌社が出した書籍に本人を追跡取材した「発症から28年『青木まりこ現象』を再検証する!」という記事が…。

投稿当時29歳独身だった青木さんは、取材時には結婚していて2児の母。結婚して名字が変われば“自身の名前のついた”現象にサヨナラできるかと思いきや、結婚した相手の名字がまさかの「青木」だったため、「青木まりこ」のままとなってしまったそう。

なお、現象名の由来となった張本人であることは周囲にはほとんどカミングアウトしていないため、とくに不利益も被らず、あまり気にもしていないとのことだ。


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■「そろそろ浸透してると思った」の声も

「私も青木まりこ現象起こる〜」「私の場合は、本屋、文房具店、または短時間にお店でお土産とか選ばないといけないときにおなか痛くなることがある」などと再び共感の声が上がった「青木まりこ現象」。

「(当時購読していたから)あの盛り上がりを覚えてるわ」という人がいる一方で知らない人も多いことに「青木まりこ現象ってもうそろそろ浸透してると思ったけどなー」と驚きの声も上がっている。

なお、この現象の裏には“過敏性腸症候群”という病気が隠れている可能性もあるとのことで、症状が気になる人は一度病院で診てもらうといいだろう。

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(文/Sirabee 編集部・今井のか

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