Da‐iCEの花村想太が11日、都内で行われた映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』完全吹替版製作発表会見にセントチヒロ・チッチ、チョコレートプラネットの長田庄平・松尾駿、岸祐二武内駿輔松本梨香と共に出席。声優の夢が叶ったことを喜び「本当に幸せ」と思いを語った。

【写真】秋らしいグレーのジャケット姿で登場した花村想太(Da‐iCE)

 本作は、世界中を虜にしたファンタジー『チャーリーとチョコレート工場』で有名な工場長ウィリーウォンカの“夢のはじまり”が明かされる歌と魔法と感動のファンタジー超大作。完全吹替版は、一流の演技力と歌唱力を兼ね備えた豪華キャストが集結し、セリフも歌も完全に日本語で吹替をしている豪華な日本語吹替版作品。今作ではセリフだけではなく全13曲に及ぶ楽曲もすべてキャストが吹替を担当する。会見ではウィリーウォンカを花村が、ヌードルをセントチヒロ・チッチが、警察署長を長田が、神父を松尾が、スラグワースを岸が、フィクルグルーバーを武内が、ミセス・スクラビットを松本が演じることが発表された。

 花村とセントチヒロ・チッチは本作で声優初挑戦。収録への思いを聞かれると花村は「僕はここ4~5年ずっと『声優のお仕事をやらせていただきたいです』といろんなところで言わせていただいていた」と明かし「その夢が叶うと同時に自分の歌声も作品に乗せていただけるのは本当に幸せなこと。ヌードルと一緒に夢をつかんでいけたらなと思っています」とかみしめた。

 セントチヒロ・チッチも「夢、つかみたいですね」とうなずき「小さなときから何かになりきって声に出して絵本を読んでみたりするのが大好きだったので、声のお仕事をさせていただくことはすごく幸せ」とニッコリ。「BiSHで活動してきて、その中で培った歌の、心を掴んで何かを伝える気持ちや得たものをこの作品で活かせたらいいなと思います。精一杯やらせていただけたら」と意気込んだ。

 作品の内容にちなみ“この世界を夢見たきっかけ”について話す場面で花村は「15歳のときに修学旅行でみんなの前で歌う機会があったんです。10人ぐらいいて3番目ぐらいに歌ったんですけど、全員が歌った後に名指しでアンコールをもらって。そのときに『歌手になりたい』と声に出して言えるようになりました。ずっと秘めていたんですけど」と回顧。高校入試を受けず、中卒で音楽1本でやってきたと振り返り「1歩踏み出したことがよかったなと思います」と語った。

 映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は12月8日より全国公開。

『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』完全吹替版製作発表会見に出席した(左から)花村想太(Da‐iCE)、セントチヒロ・チッチ  クランクイン!