昨オフ、NPBから千賀滉大、藤浪晋太郎、吉田正尚の3選手がメジャー移籍を果たした。千賀は12勝7敗、防御率2.98を記録し、メッツでエース級の活躍を見せた。藤浪は7月にトレードでオリオールズに移籍すると、リリーフとしてフル回転。吉田も1年目ながら、打率.289、15本塁打、72打点を記録した。
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今季は海を渡った日本人選手がメジャーで活躍した1年となったが、今オフもオリックス・山本由伸、DeNA・今永昇太、日本ハム・上沢直之、西武・高橋光成などメジャー移籍が噂されている選手がいる。メジャー各球団スカウトがNPBの投手陣に熱視線を注いでいるが、今オフの移籍はあるのだろうか。
現地では4選手の動向に注目が集まっているが、球界OBがポスティングによるメジャー移籍について自身の見解を語った。現役時代は大洋（現DeNA）で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍している高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルを更新し、今オフのメジャー移籍が噂される選手たちについて言及した。
高木氏は動画内で4選手についてコメントしたが、その中でも高橋光成については「彼はメジャーで見てみたい」と話した。「高橋光成の身体のデカさ、あれはやっぱりメジャーだよね。（メジャーの強打者相手にも）力負けしないで、グイグイいきそう」と、スケールが大きい右腕を高く評価した。
しかし、西武の渡辺久信GMが高橋について「しっかり結果を残し、ファンも含めたみんなが『行ってこい』というようになったら」と語っていたことから、ポスティングシステムによる今オフのメジャー移籍は容認されない可能性が高い。
この球団判断について高木氏は「今季、成績を残していないとは思わない。高橋の成績は14、15勝に相当する投球を見せてくれたと思う」としながらも、「球団はここで容認してしまうと今井とか平良とかが続々いなくなるんじゃないか、という不安がある気がする」「応援していないわけではないと思うんだけど、チーム全体を考えたときにこんな簡単に出していいのかと」とコメント。また、「（メジャー移籍容認には）15勝を1つの目安として設定したかったのかなとは思う。そのくらいのポテンシャルは彼らも持ち合わせているから、そういうところでGMが『容認しない』と言ったのは分かる」と自身の見解を語った。
メジャー移籍が噂されている選手たちの今オフの動向に注目したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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