サッカー王国として知られるブラジル。1900年代初頭から世界屈指のタレントを輩出してきた。
今回は『Thesporting.blog』から「ブラジルの歴史上最も素晴らしい選手5名」をご紹介する。
5位:ロナウド
クラブ通算成績:518試合352ゴール
代表通算成績:98試合62ゴール
90年代後半のサッカー界で突出したストライカーであったロナウド。ブラジルがこれまで排出してきた中で最も破壊的な点取り屋であったといえる。
完璧で究極のセンターフォワードであった彼は1996年に20歳という若さでFIFA世界最優秀選手のタイトルを獲得し、ワールドカップでも得点王になった。そして大きな怪我を乗り越えて2002年にはブラジル代表をワールドカップ優勝に導いた。
クルゼイロ、PSV、バルセロナ、インテル、レアル・マドリー、ミラン、コリンチャンスでプレーし、圧倒的なスピードとシュート技術で数多くのゴールを生み出した。もし現代のような怪我予防のテクノロジーがあれば、サッカー界を震撼させる選手になったであろう。
4位:ロマーリオ
クラブ通算成績:893試合690ゴール
代表通算成績:70試合55ゴール
ロナウドが最強のストライカーならば、ロマーリオは最強のゴール職人であった。キャリアで重ねたゴールは745に及び、サッカーの歴史上最も得点を決めた選手の一人である。
小柄な体格ながらも素晴らしいボールコントロールを備え、狡猾なポジショニングでパスを引き出し、そして氷のように冷静なシュートでネットを揺らした。
特に90年代前半のパフォーマンスは素晴らしいものであり、ワールドカップでは1994年で主力に。PSVアイントホーフェンで3度の優勝に貢献し、その後バルセロナではヨハン・クライフ率いる「ドリームチーム」の中心選手になった。
3位:ジーコ
クラブ通算成績:700試合469ゴール
代表通算成績:71試合48ゴール
80年代を彩るスター選手だったジーコ。ブラジルの名門フラメンゴで長く称賛を受ける存在であった。小柄な体格ながらも卓越したテクニックと正確無比のフリーキックを武器に多くのゴールを生み出した。
ブラジル代表ではソクラテスら名選手による「黄金の中盤」の一角となり、誰にも真似できないようなプレービジョンで攻撃を組み立てた。エレガントで機敏なトップ下として華やかな選手であった。
1982年のワールドカップでは優勝することができなかったものの、5試合で4ゴールを決めた彼はFIFAオールスターチームに選ばれている。
2位:ガリンシャ
クラブ通算成績:345試合102ゴール
代表通算成績:50試合12ゴール
20世紀で最も贅沢な選手だったガリンシャ。サッカーの歴史上最も素晴らしいドリブラーの一人であり、「民衆の喜び」と呼ばれるほどにエンターテイメント性に溢れていた。
信じられないようなトリックとフェイントによって相手を翻弄し、ピッチ内は彼の遊び場であった。生まれつきの奇形を治す手術を受けたため、右足は曲がってしまっていたが、それをも武器にしたドリブルは強烈だった。
ピッチ外でも奔放で純粋な性格をしていたためにキャリアは短く切り取られてしまったが、そのプレーはまさにサッカーの歴史を作り上げるものだった。
1位:ペレ
クラブ通算成績:636試合618ゴール
代表通算成績:107試合66ゴール
ディエゴ・マラドーナとともにサッカー歴史上最も偉大な選手と評価されるペレ。レジェンドであり、芸術家であり、そしてプレーの達人だった。あらゆるスキル、あらゆるトリックの原点を作ったとも言われている。
1958年のワールドカップでは17歳でワールドカップに出場して6ゴールを奪った。シュートとヘディングの技術は圧倒的なもので、さらにドリブルもパスも優れていたパーフェクトなサッカー選手だった。
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親善試合も含めれば1363試合に出場して1279ゴールを決めたとも言われ、ギネスブックにも世界記録であるとして認定されている。
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