遠野なぎこ

11日放送の『バラいろダンディ』(TOKYOMX)で、遠野なぎこ自民党埼玉県議団が白紙撤回した県虐待防止条例の改正案を疑問視した。


■改正案を白紙撤回

自民党埼玉県議団が、子供1人で「留守番をさせる」「公園で遊ばせる」「登下校おつかいをさせる」などの行為を「虐待に該当するため禁止」とする県虐待防止条例の改正案を白紙撤回した話題を取り上げたこの日の『バラいろダンディ』。

番組によると県議団の田村琢実団長は「説明不足だった」「言葉足らずだった」などと釈明したのだという。


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■遠野が改正案を疑問視

遠野は改正案に「それが可能であれば、それにこしたことはないんですけれども、現実的に虐待を禁止というのとは、条件がかけ離れているんじゃないかと思いますね。 それこそ共働きだったり、1人親家庭で、可能なわけがないじゃないですか。 そういうところじゃないし、 論点がズレていると私は思います」と語る。

さらに「私自身、たとえば私が4人兄弟の1番上なんですけれども、3歳下の弟がいて、5歳下の妹がいて一回り下の妹がいたんですけれども、私が面倒を見て。 共働きだったり、ひとり親だったりしたので。うちの両親は」と話した。



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■「ちょっとズレている」

遠野はさらに「私が下の子たちの面倒を見て、目を離さないようにはしてましたけれども、それができない家庭なんていくらでもありますからね。 ちょっとズレておりませんかと。虐待というのは、そういうこととは違いますからね 。目を離さないって言ったって、ちょっと違うのではないですか?」と疑問視する。

ゲストのAマッソ・加納愛子も「うちも共働きだったので、『守れるかあ』というのが、世間の声だと思うんですけど、断片的にこれだけというのは難しい」と指摘。

そして「これが行われるなら、じゃあ早上がりさせてもらえる職場が全国的に増えるのかといわれたらそうでもないし。 できないことなので」と条例改正案に苦言を呈した。


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■加納は「通報義務」には賛同

さらに加納は「ただ、通報義務みたいなことがあの取り沙汰されてたじゃないですか。 それはすごくいいなと思うんです」と話す。

そのうえで「やっぱり他人の子供に対して目が行くということが最近薄れてきているなかで、 この条例では『通報してね』というところが、多分1番に言いたかったところだと思うので、本当は。これを機にほかの子供に目を向けたり。地域の人が、違和感があったら声をかけてねっていうところは、条例として守っていきたい」とコメントしていた。

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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治

遠野なぎこ、埼玉の県虐待防止条例改正案を疑問視 「論点がズレている」