韓国で観客動員1000万人を突破した、マ・ドンソク主演作「犯罪都市」シリーズ最新作となる『犯罪都市 NO WAY OUT』が2024年初春に公開されることが明らかになった。

【写真を見る】ソウル広域捜査隊に異動した“怪物刑事”マ・ソクト(ドンソク)の物語を描く

本作は『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)で世界的ブレイクし、『エターナルズ(21)マーベルヒーローの一員となったドンソクが主演、プロデュースを務めるシリーズ第3弾。最新作の舞台はベトナムでの凶悪犯一斉検挙から7年後。拳一つで悪党たちに立ち向かう“怪物刑事”マ・ソクト(ドンソク)がソウル広域捜査隊に異動し、新種薬物事件の背後にいる新たな強敵たちと戦うさまが描かれる。今年5月の韓国オープニング興収では、同時期公開のハリウッド大作『ワイルド・スピードファイヤーブースト』(23)や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(23)を押さえて堂々の第1位を記録。さらに、公開から約1ヵ月後には、前作『犯罪都市 THE ROUNDUP』(22)に続いて動員1000万人超えを記録した。

本作には、シリーズで初めて“2人”の最強ヴィランが登場することも明らかに。その一人として抜擢されたのは、韓国映画初挑戦となる青木崇高が抜擢。外国人俳優が敵役を務めるのはシリーズ初で、青木は、極悪非道な“ヤクザの解決屋”リキ役を演じる。青木は本作のために、自身の出演作「るろうに剣心」シリーズのアクションチームを招き、日本でのトレーニングを自ら買って出たという。青木の日本刀アクションは、ソクトに対抗する日本のヴィランとして韓国の観客に強烈な印象を残した。もう一人の敵役“汚職刑事”チュ・ソンチョル役を務めるのは、ドラマ「秘密の森」シリーズなどのイ・ジュニョク。厳しいトレーニングによる20kg以上の増量だけでなく、既存の敵役とは違った魅力を見せるためにボイストレーニングも行うなど、これまでとは全く異なる新たな顔を見せている。さらに、ナ・ホンジン監督の『哭声/コクソン』(16)で謎の男を怪演し、“韓国のアカデミー賞”青龍映画賞2冠を獲得した國村隼がヤクザの親分役として出演することも明かされている。

韓国で2023年を代表するメガヒット作となった本作ではどのようなアクションが展開していくのだろうか?2024年5月には、早くも第4作の韓国公開が予定されている人気シリーズ最新作をぜひ劇場で目撃してほしい。

文/鈴木レイヤ

『犯罪都市 NO WAY OUT』が2024年初春に公開/[c]ABO Entertainment presents a BIGPUNCH PICTURES & HONG FILM & B.A. ENTERTAINMENT production world sales by K-MOVIE ENTERTAINMENT