F-35B飛行隊は航空自衛隊新田原基地に新編予定。

約1年半にわたった特別改造もいよいよ終わり

海上自衛隊の第4護衛隊群は2023年10月10日、公式X(旧Twitter)において、所属する護衛艦「かが」に対し、艦名と艦番号の筆入れを行ったことを明らかにしました。

「かが」は基準排水量1万9500トン、全長248mある海上自衛隊最大級の戦闘艦艇です。ヘリコプターを複数同時運用可能な、いずも型護衛艦の2番艦として2015年8月27日に進水、2年後の2017年3月22日に就役しました。

その後、F-35B戦闘機を運用可能にするための事実上の空母化改装が計画され、2022年3月下旬に、JMU(ジャパンマリンユナイテッド)呉事業所のドックに入渠。以降、艦首形状の変更や飛行甲板上の耐熱塗装、標識の塗り変えなどといった特別改造が約1年半にわたって行われてきました。

その間、今年(2023年)4月には、いったんドックから出て海上にその姿を見せたものの、これは一時的な出渠であったため、このときは艦名や艦番号は未記入のままで、その後再びドック入りしています。しかし、特別改装がおおむね済んだことで、このたび艦名と艦番号が船体に再び描き込まれました。

筆入れは「かが」艦長と、曹士の取りまとめ役である同艦の先任伍長がそれぞれ行ったとのこと。

「かが」が改造を終えて再び第一線に立つ日もそう遠くない模様です。

特別改造を経て再び艦名と艦番号が描き込まれた護衛艦「かが」(画像:海上自衛隊 第4護衛隊群)。