今週はボートレース大村(長崎県大村市)で「ヴィーナスシリーズ第13戦 マクール杯」(10月10日㊋〜15日㊐)が開催されます。

 まず、大村のHPで出場予定レーサーを見てビックリしたのが、フレッシュなメンバーの多さです。43人のうち3分の1以上の16人が登録番号5000番台。4765番で同期ののったん(野田部宏子、福岡、B1級)が上から18番目。私が〝おばさん〟と呼ばれる状況にも納得です(笑)。

 その若いメンバーの中でも、129期の山田理央ちゃん(香川、B1級)は、彼女がデビュー(21年11月、ボートレース丸亀)した時に一緒でした。男女混合戦で、女子が少なくてリラックスさせてあげなくちゃいけない立場なのに、人見知りの私は皆で一緒にお風呂に入りながら、2人で緊張していました(苦笑)。

 そもそも私自身、デビュー戦はメチャ緊張しましたね。レース直前はもちろん、エンジン調整の時も整備不良にならないようにとか、艇番を用意する新人の役割など、レース以外でも緊張しまくり。ホント、吐きそうでした(笑)。

 理央ちゃんは前回の大村GⅢ「オールレディース 蛭子能収杯」(7月11日〜16日)で初めて準優勝戦に進出していますし、今節も予選突破に期待します。

 もう一人、期末ということでは、深見亜由美ちゃん(愛知、B1級)にも注目しています。

 10月2日時点で勝率5.89。一般的にA1級のボーダーラインが6.20前後、A2級が5.40前後なので、初のA級入りが目前です。オシャレで人懐っこい亜由美ちゃんとは、会えばコスメの話題で盛り上がりますが、レースでは思い切りのいいタイプ。ここも気合いの走りを見せてくれると思います。

 そしてボートレース多摩川東京府中市)では、GⅠ「ウェイキーカップ開設69周年記念」(10月15日㊐〜20日㊎)が開催されます。

 主役は、ファン投票1位で、初日のドリーム戦で1号艇に乗る濱野谷憲吾さん(東京、A1級)でしょう。

 5月のSG「オールスター」(@ボートレース芦屋)は惜しくも準優勝でしたが、この秋はGⅠ「開設70周年記念競走トコタンキング決定戦」(8月31日9月5日/@ボートレース常滑)、GⅠ「全日本王者決定戦(70周年記念)」(9月25日9月30日/@ボートレースからつ)と、GⅠ戦で2回優勝を飾られています。

 今年はここまで優勝5回で、獲得賞金ランキング(9月30日現在)は4位にアップ。年間での優勝6回となると05年以来になりますが、年末のSG「第38回グランプリ」(12月19日㊋〜24日㊐/@ボートレース住之江)に向けて、すばらしい走りを見せてくれると思いますよ。

富樫麗加(とがし・れいか):1989年11月8日生まれ。東京支部所属。112期。A2級。13年のデビュー後、白百合女子大卒のお嬢様レーサーとして一躍人気者に。17年5月、ボートレース下関で行われた「トランスワードトロフィー2017男女W優勝戦」で初優勝。21年3月、ボートレーサーの今泉友吾選手と結婚。

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