アストンの電動化 政府が支援
英国のスポーツカーメーカーであるアストン マーティンは、電動化計画を加速させるため、英国政府から900万ポンド(約16億5000万円)の資金提供を受けた。2025年後半に同社初のEVをデビューさせる予定だ。
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この資金は、英国APC(先進推進センター)を通じて提供され、アストン マーティンのEV用プラットフォームの開発に充てられる。電動SUVを筆頭に、今後10年間でグランドツアラーなど複数のモデルを導入する見込みである。
アストン マーティンの最高技術責任者であるロベルト・フェデリ氏は、今回の政府支援は同社の研究開発プログラムにとって「大きな後押し」になると述べた。
同氏はまた、「当社のBEV専用プラットフォームの可能性を追求するためのさらなるリソースとして、超高級・高性能セグメントにおける自社製BEV技術のリーダーになるという目標達成の一助となるでしょう」と付け加えている。
APCの最高経営責任者であるイアン・コンスタンス氏は、「今回の発表には、英国の自動車産業の強さを示す多様なOEMやサプライヤーが含まれている」とし、「英国がネット・ゼロ目標を実現する原動力となります」と語った。
政府の資金援助を得て開発されるアストン マーティンの新プラットフォームには、米国のEVメーカーであるルーシッド製の電気モーターとバッテリー技術が導入される。両社は今年6月に提携を発表しており、アストン マーティンのローレンス・ストロール会長は「ルーシッドはアストンが目指すEVにとって傑出したパートナー」と評価している。
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